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Worlds 韓国:告知の遅れについて

2018/08/01, 11:00 - BY RIOT GAMES

WORLDS

Worlds 韓国:告知の遅れについて

皆さん、こんにちは。

Derrick Asieduと申します。ライアットゲームズのセントラルeSportsチームでグローバルイベントリードをしています。昨年中国で開催されたWorlds 2017ではイベントリードを務めていました。

何よりもまず、今年のWorldsの開催日程、都市および会場の告知が遅くなったことを深くお詫びいたします。昨年のWorldsではこれらの情報を2月には発表できていたのに対し、今年はもう8月にもかかわらず、まだ日程と都市しかお知らせできていない状態です。特にWorlds観戦のために旅行を計画してくださっていた皆さまにとっては、告知の遅れは各種予約が直前になってしまうことを意味します。また、単一イベントのために5週間も海外に滞在するという大変なリスクを負ってイベントに来られるジャーナリストやコンテンツクリエイター、コミュニティーメンバーの皆さまにとっても、告知が遅れれば遅れるほど航空券やホテル、コンテンツ制作スケジュールの選択肢が限定されていきますし、外部スポンサーの確保も難しくなります。

私たちも、当然これが理想的な告知タイミングであったとは考えておりません。本記事では、なぜ遅れてしまったのか?何がうまく行かなかったのか?そして将来的な対応策についてお話したいと思います。


最初に誰もが疑問に思われるであろう点は、「なぜ交渉や会場探しをもっと早く始めなかったのか?」でしょう。過去数年のWorldsにおいては、会場探しは1年前から開始しており、このスケジュールで必要な水準をクリアしつつ安定した結果を出せてきたと思います。そして会社構造を肥大化させないようにする(いわゆる「リーン」な会社であり続ける)目的もあり、ライアットではeSports大会の会場探し及び評価はWorldsの技術プロダクション実務を担当するチームが担っています。例年であれば、会場探しと交渉は前年のWorlds終了直後から始まり、そこから翌年への準備を進めていきます。もちろんこれは今年のWorldsでも同様でした。2017年11月には、韓国開催となるWorlds 2018に向けて候補に上がっていた複数の会場と交渉を開始していました。

事の顛末は?

最初に申し上げておきたいのは、いずれの会場にも非がないということです。遅延が生じた理由の大半は、私たちが最高の舞台を確保しようと粘ろうとしてしまった点にあります。ですから、〇〇会場のせいで告知が遅れたというようなお話になることを避けるため、説明にあたっては記述があまり具体的にならないようにさせていただきます。顛末を一言にまとめれば、私たちはFinal会場の第一候補を確保しようとしたけれど、うまくいかなかったということになるでしょう。会場側もライアット側もその会場でWorld ChampionshipのFinalを開催したいと考えていたのですが、確定させるためにいくつかの要因をクリアする必要があり、そのためには数ヶ月待たざるを得ませんでした。そしてその期間、私たちはリスクを分散するため代替策を模索し始め、交渉も開始しました。

この時点では、第一候補の会場側はどの日程で会場を押さえられるかが明確に見えていない状態でした。そうなると当然、大会全体の日程調整にも影響が出てきます。そして会場側の責任範囲の外にある部分で色々な要因が重なり合い、確たる回答が得られるはずだった期日は何度も先延ばしになりました。私たちは毎週話し合いの場を設け、会場確定までの進捗を確認し合いました。話し合いをするたびに、その日は近づいてきていると誰もが思っていました。しかし、実際にはそうではありませんでした。

そして数ヶ月前、私たちはこれ以上「様子見」し続けることはできないと判断し、代替策として用意していた別の会場を押さえることを決断、交渉を進めました。しかしこの会場も、また別の理由から押さえることができませんでした。こうしてWorlds Finalの会場が確保できていないまま、6月を迎えてしまったのです。

私たちとしても、もっと早く告知することができればと思っていました。Final会場の確保を最優先事項として取り組んでいること、そして現在の進捗を包み隠さず皆さんと共有できればと思っていました。しかし残念ながら、こういった情報を公開することは得てして、会場側に有利な交渉材料を与えることになってしまいます。スケジュールが切迫してきていることを考えればなおさらです。このため、私たちは口を開かないという選択をすることになったのです。改めて、混乱とご不便を生じさせてしまったことをここに謝罪いたします。

もちろん今はインチョン(仁川)でFinalの舞台にふさわしい会場が確保できると確信していますし、現在進行形ですべての問題解決に向けて対応しています。

再発防止に向けて今後はどういった予防策を?

今年の後半に改めて具体的なお話をすることになると思いますが、今後は開催都市と会場の具体的な情報を含む複数年計画(ロードマップ)を立てていくことになると思います。現地政府や開催都市との対話を含むので行程を可視化する必要があり、結果としてかなり大規模な仕事になりましたが、今は将来的なイベント計画を具体的な計画に落とし込んでいけることを楽しみにしています。

最後に、今年のWorlds情報を辛抱強くお待ち下さった皆様に感謝申し上げます。想定していた失敗の可能性がすべて現実になってしまった今年ですが、今はインチョンで素晴らしい会場が見つけられて嬉しく思っています。今年のWorldsも過去最高のものにするべく全力で取り組んでいきます。続報をお待ちください!

Derrick Asiedu