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LJL 2016 Summer Split Semi Final プレビュー

2016/08/02, 19:37 - BY RIOT GAMES

LJL 2016 Summer Split Semi Final プレビュー

Revol氏に聞くSummer Split Semi Finalの見どころ

先週土曜日に行われたRPG vs DFMの激戦の余韻がまだ残っているというLJLファンも多いことだろう。天王山となった最終戦は2-1でRPGが勝利を果たし決勝戦直行を決めたわけだが、DFMには敗北を悲しんでいる暇などない。今週水曜日には、早くもセミファイナルが行われるのである。

DFMの対戦相手は、レギュラーシーズン3位でセミファイナル進出を決めた7h。そこで今回も、セミファイナルの見どころをLJL解説者のRevol氏に聞いてみた。

Summer Split、強さの秘訣はやはり「固定メンバー」

その前に、まずは先週終了したばかりのSummer Split全体について振り返ってもらうことにした。

Revol:シーズンを通じて、成長したチームと逆に下がってしまったチームの二つに分かれた印象ですね。一番成長が著しかったのがSZ。とくにKazu選手が入ってからチーム全体の軸ができ、最終的には苦手だった集団戦も強くなっていましたよね。一方でBEはDFM相手に2度もBo3の1戦を取ったかと思えば下位チームには負けてしまったりと、調子のムラが激しかったのが気になりました。

USGはメンバーチェンジがあったので前半戦うまくいかなかったのは想定内でしたが、そこから立て直せなかったのが残念でしたね。そんななかで4位で終わることができたのは助かったのかな、と。もし入れ替え戦行きになっていたら、相当厳しかったと思います。

7hにとって転機となったのは、やはりRound3でDFMに勝った試合ですよね。そこで彼らは大きな自信がついたようで、プレイの質も上がったんです。途中メンバー離脱でペースダウンしてしまいましたが、最終的にはCorn選手とRokenia選手がスターターに加わり非常に良い内容で勝っていますから、このチームを相手にDFMもセミファイナルを戦いたくはなかったでしょうね(苦笑)。

DFMとしてはまさか2位になるとは、ですよね。DFMは去年のSummerのファイナル以降RPGにずっと勝ってきたのに、最後の最後で負けてしまいました。途中7hに負けてしまったときも不安定でしたが、DayDream選手とHikari選手の加入でまた強くなったというなかでの2位ですから、こんなはずではなかったという思いもあるでしょうね。

RPGは、固定メンバーでRound10まで戦い抜いたのが大きかったと思います。とくにPaz選手の成長が著しかったですね。5人で戦えてブラッシュアップして、個人技も大きく成長したのが1位という結果の要因なのかな、と。調子の良くないチームがメンバーチェンジをするのは当然なんですが、例えばサッカーでも勝っているチームは選手を変えてはいけないという鉄則が海外ではあるんです。チームゲームならどのスポーツでも当てはまるということを実感しましたね。

7hの勝利のカギはCorn選手と成長したBOTレーン

Summer Splitの振り返りで、7hは最終的に非常に良いチームとなったと称賛したRevol氏。具体的にどんな点が良くなったのか、さらに詳しく語ってもらった。

Revol:Corn選手とRokenia選手の韓国人コンビはどちらもアグレッシブなので、彼らのコンビネーションから試合をつくっていけるのが強みだと思います。そこに他のメンバーが参加していく形で、「お祭り騒ぎ」のような試合展開がつくれるんですよね(笑)。でもそれだけじゃなくてじっくり腰を据えて戦うこともできるので、苦しい状況でも耐えられる強力なチームになっています。とくに今シーズンはBOTの2人が成長したので、例えばRokenia選手が狙われても彼らが支える、あるいはBOTレーンからつくっていくことができるという隙のないチームになっている感じがしますよね。

BOTの2人がレーニングでつまずくことなく、集団戦でダメージを出しているのは大きいですね。とくにThintoN選手がタリックを使ったときのパフォーマンスがとんでもない。難しいスタンも的確に当てていますし、アルティメットでもうまく範囲内に味方をとらえられるのが彼の上手さだと思います。彼の得意チャンピオンとチームの仕掛けていくプレイスタイルが合っていて、相乗効果を生み出しているんです。

YutoriMoyashi選手もシヴィアを使うと勝率がなんと100%。シヴィアも7hのプレイスタイルと合っていて、アルティメットで移動速度を上げられるので襲い掛かるときに相手を捕まえられるし、先に飛び込んだ味方に追いつくこともできるんですよね。

Evi選手ももちろん成長していて、以前はタムケンチやマオカイのようなタンクタイプのチャンピオンじゃないと勝ちきれないことが多かったんですが、最近はイレリアやガングプランクのようなダメージを出していくタイプでも勝ちきっているんです。

でも、やはりカギを握っているのはCorn選手ですかね。アグレッシブなジャングリングにDFMも対処できなかったぐらいですから。Corn選手に対してはバンで制限するとかワードを置くとかで対策してくるとは思いますが、7hとしてはそれを分かっているはずなんです。ですからCorn選手が潰されないような戦略の取り方、あるいは他の選手が崩していく展開などが選べるのも今の7hの特徴かなと思います。

DFMの勝利のカギはHikari選手とCeros選手の構成見直し

では、7hとセミファイナルで対戦するDFMはどうなのだろうか。最後の最後でRPGにファイナル直行を明け渡す形となり、心配しているファンも多いことだろう。そのあたりを引き続きRevol氏に伺った。

Revol:DayDream選手という世界的に有名なジャングラーと日本一のADCと噂のHikari選手が加入し、相当な強化をしたと思います。それによってチームのスタイルも柔軟性が出てきて、以前はCeros選手が大きなダメージを出さないと負けてしまうこともあったんですが、今はHikari選手がダメージを出してCeros選手が補佐するタイプのカルマやジリアンでも勝ちきることができるんです。

Hikari選手とCeros選手どちらかがキャリーを担ってもいいし、両方でもキャリーを担えるという3つのパターンがつくれるのでチームの幅がぐっと広がりましたよね。さらにDayDream選手の序盤をつくりあげる能力の高さや視界コントロールが序盤の安定感を生み出しているのかな、と。この二点がSummer SplitでDFMの大きな武器になっていたと思います。

ただ、そこが崩れてしまったとき試合中に立て直せないのが、2位になってしまった要因でしょうね。例えば7h戦では、Corn選手に序盤の安定感を壊されてしまいましたよね。RPG戦ではCeros選手が補佐するチャンピオンでHikari選手を中心につくりあげる構成でしたが、最終的にダメージが足りず、強みであった戦術の幅がRPG相手に通用しなかったわけです。

一方で朗報だったのがYutapon選手のガングプランクが素晴らしいパフォーマンスを出していた点ですね。TOPレーンからも試合がつくれるというのを試合にどう組み込めるかが、セミファイナルで重要になってくる気がします。

先ほどHikari選手とCeros選手どちらもキャリーを担えるという話をしましたが、RPG戦ではHikari選手が狙われていて、ダメージが出しきれなかった印象でした。ですから、やっぱりCeros選手がダメージを出さないと集団戦の上手いチームには勝てないのかな、と。

ここまで黒子に徹することが多かったんですけど、ビクターのようなダメージを出すチャンピオンを使ったときはきれいに集団戦で勝っているんです。DFMはあれだけ豊富なタレントが揃っているわけですから、それぞれのポテンシャルを引きだす構成を考える必要があるのかなと思いますね。手札自体は豊富なんです、たぶん日本で一番。ただ、その手札を的確に使わないと自分たちが混乱してしまう可能性がある、ということだと思います。

セミファイナルの注目選手はCeros選手とCorn選手

ここまでで両チームの特徴はRevol氏の説明で把握できただろう。そんな両チームがぶつかるセミファイナルの試合の見どころや、注目の選手について聞いてみた。

Revol:セミファイナルのキープレイヤーはやっぱりCeros選手だと思います。Round10では、彼がダメージを出しにいかないとゲーム全体のテンポを取れませんでしたからね。なおかつ対面がRokenia選手。MIDレーンの1対1は勝敗を決定する部分だと思うんです。Ceros選手がレーンで負けずに集団戦でパフォーマンスできるかどうかですね。7hもCeros選手を狙ってくると思うんですよ。

Rokenia選手とCorn選手はギャンクのコンビネーションが良いですから、二人から狙われることも含めてCeros選手の動きはDFMが勝っていく上で重要だと思います。

試合全体の戦い方としては、DFMは序盤ていねいに進めていって集団戦という形、逆に7hは序盤から仕掛けていってリードを持ったまま中盤戦以降、集団戦を仕掛けていくというのが彼らの強みのスタイルですね。その中心にいるのがCorn選手でしょう。彼が何度もギャンクをしてチーム全体の有利を供給していくと思うんですが、まずCeros選手にプレッシャーをかけるのは必ず行うことで、その上でTOPに行くのかBOTに行くのかというところですね。

対面がYutapon選手とHikari選手ですからどっちも潰したいけれどすべてを潰すのは無理なので、おそらくYutapon選手がガングプランクやイレリアのようなダメージを出すチャンピオンだったら狙うんじゃないでしょうか。Yutapon選手は個人技が高く1対1が強いので、DayDream選手が補佐する形で育てられてしまうとEvi選手でもつらいでしょうね。

セミファイナルならではの精神面や体力面の影響は……?

Revol氏の話を聞くだけでも相当白熱した戦いが予想されるが、セミファイナルならではの観戦ポイントは何かあるのだろうか。これまでのレギュラーシーズンとは違う注目点を引き続き話してもらった。

Revol:DFMにとってRPG相手に負けて中3日という準備期間の短さは、かなり心理的な負担があると思うんです。一方で7hはリフレッシュもできていますし、中4日ですけどRound10できれいに勝ってスッキリした状態でセミファイナルを戦うというところで、メンタル面では7hのほうが上回っているんじゃないでしょうか。しかも7hはCorn選手を交えた構成のときに、DFMに一度勝っています。

一方、DFMが7hに勝ったときはCorn選手はいませんでしたから、今シーズンの過去の対戦成績も影響してくると思います。さらにそこにRokenia選手が加わっていて連携も問題ないように見えますので、DFMからすると7hは相当な強敵として映っているでしょうね。7hからすると勝った経験があるので、自信を持って臨めるのは大きいと思います。

ただしセミファイナルはBo5ですから、手札が多いほうが有利なんです。そういう意味ではDFMに分がありますが、Hikari選手にBo5の経験がないんですよね。それで問題なのが、Round10の3戦目で最後のほう集中力を切らしていたようなプレイがあったこと。本来であればあの試合はCeros選手とHikari選手が近くにいなければならなかったのに、集団戦が始まった瞬間にHikari選手がふらっと自ら離れてしまったんです。そこを一気に捕まえられてしまったのが僕の頭に焼きついていて……あれだけの試合ですから疲れるのは分かりますけど、まだ他のプレイヤーは集中力を切らしていなかったので、彼のBo5の経験のなさは気にかかる部分ではありますよね。

対する7hは個人個人はBo5の経験があると思うんですが、この5人のメンバーのチームとしては今年初なので、体力面や集中力などは心配事項としてあげられると思います。本当にどちらが勝つか予想がつきませんが、ぜひ5戦目まで見たいですね。僕の体力的にもつらいですけど(笑)。

セミファイナルは8月3日(水)17時開始!

ここまで詳細なRevol氏の分析を読めば、セミファイナルの見どころは把握できたはずだ。激戦を戦い抜いてきた7hとDFMの対決は、8月3日(水)17時スタートである。試合は先に3戦取ったほうが勝利となるBo5で行われるため、開始時間がいつもより1時間早いので注意が必要だ。熱い戦いをお見逃しなく!