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―樽、氷柱、そして砲弾―

2016/03/16, 13:30 - BY RIOT GAMES

―樽、氷柱、そして砲弾―

Round8の最終戦は、7戦全勝ですでにプレーオフ進出を決めているDFMと、彼らに2016年最初の黒星をつけたUSGの対戦となった。

DFMはプレーオフも見据えてか、ADCに新加入のnororinを起用。ドレイヴンに特に自信があるというが、なかなかプロシーンでは見られないチャンピオンでもあり、いつか見られる日を楽しみにしたい。 前回の対戦ではapaMEN(ノーチラス)、Enty(スレッシュ)のダブルフックで流れごと掴んで1勝をもぎとったUSG、果たしてどのようなPICKで戦いに臨むのか…?

 

第1戦、USGはDFMの影のキャリーであるCatchへのターゲットBANを敢行する。ニダリー、ランブル、キンドレッドの3チャンピオンをBANされ、結局CatchはグレイブスをPICKした。Yutapon(ガングプランク)、nororin(エズリアル)、そしてグレイブスという物理攻撃が多い構成に対し、apaMENが得意のラムスで応じる。 TOPのマッチアップが勝敗に大きく影響しそうな試合は、双方スワップという少し珍しい形でのスタートになる。

9分、USGが先手を取って4人がかりでYutapon(ガングプランク)へのギャンクが決まれば、返しでDFMはapaMEN(ラムス)にギャンクし、こちらもキル成功。 DFMはその後もapaMENにプレッシャーをかけつづけ、対面のYutaponとはかなりCS差が開いていく。isurugi(エリス)、CLOCKDAY(コーキ)、Haretti(シヴィア)という早い時間から強さを発揮できる構成だけにリードを大きく奪いたいはずのUSGがむしろゴールドで遅れをとり、ドラゴンも確保しきれない苦しい展開。

Cerosの使うジグスも含め、互いにMIDレーナーのウェーブクリアがはやく、なかなかタワーにたどり着けず膠着状態かと思われたが、28分ゴールド差なしで始まった集団戦でCatchの火力が炸裂し2キルとタワー2本を獲得。USGはカウンターバロンを開始するが、狭いバロンピット内に集まったところにEternal(トランドル)の氷柱、Cerosのアルティメット、Yutaponの火薬樽というAoEコンボを決められて4人が倒れ、バロンも強奪される結果に。

バロンバフのついたミニオンの後ろからnororinとCerosがポークを乱射しながら次々とタワーを破壊、TOPとBOTのインヒビターまで折りきることに成功。リコールを挟んで今度はMIDにグループアップし、そのまま一気に押し切ってDFMが勝利した。

 

USGはBAN方針をGame間で変えないことが多いが、この日の第2戦もBANはJUNGLEに3つのままだった。トランドル、グレイブス、ガングプランクという初戦で猛威を振るったチャンピオンをDFMは再びまんまと手にし、USGはMIDをコーキからCLOCKDAYが得意のジリアンに変更、Harettiにエズリアル、Entyにブラウム、apaMENにポッピーというカウンターエンゲージ気味の構成となった。 再び両チームがスワップしてスタートしたが、Ceros(ビクター)を相手にCLOCKDAYが大苦戦。3分でリコールを強いられ、その後も押し込まれる展開が続いてしまう。

nororinがコーキをPICKしていたため、BOTも終始押し込まれる展開だが、唯一互角の戦いを見せていたTOPに活路を見出そうとisurugiが仕掛け、Yutaponを倒しapaMENにキルが入る。TOPの優位をロームなどで他レーンに波及させたいところだったが、DFMはその間を与えず、MID、BOTともに押し込んだ状態からCatch+Cerosの2マンギャンクでBOTを急襲。タワーダイブからHaretti、Entyの2人をCerosが倒し、そのままタワーも破壊する。

マップの下半分を完全に制圧したDFMは、ドラゴン、そしてMIDタワーへローテーションして次々とオブジェクトを確保していく。 USGも反撃を試みるが、18分にリフト・ヘラルドをめぐる小競り合いから2キルを献上、リフト・ヘラルド自体は確保したものの、その代償はあまりにも大きかった。 20分時点で5000ゴールド以上の優位を手にしたDFMはEternalとCatchを中心に次々と相手ジャングルに侵入し、視界の差を作りだして各レーンにプレッシャーをかけつづける。

24分にTOPとBOTで同時に起こった小競り合いに両方ともDFMが勝利し、キルはUSGの2に対しDFMが11。勝利をほとんど決定づけた。 その後突出したCerosが捕まったりローテーションがかみ合わずと、しとめきれない時間はあったものの、築いた巨大なリードは揺るがず40分を過ぎたところでDFMのドラゴンのスタックは4つめとなり「詰め」の状態に。

直後の42分、TOPサイドのにらみ合いからCerosのフラッシュインアルティメットが狭い通路で綺麗に決まり、3人を一気に倒しきる。全員が残っていたDFMはMIDを押し切って2戦目も勝利を手にした。

 

2戦を通じて印象的だったのは、1戦目はジグス、2戦目はビクターを使って試合を完全に掌握していたCerosの存在感。そして、トランドルで見事に前線を支えきったEternalのマップコントロール能力もいかんなく発揮された試合でもあった。この日がデビューのnororinも、ひとまず順調なスタートを切ったと言えるだろう。Zerostもここまで決して状態が悪いわけではなかっただけに、ロースターを巡るチーム内の争いも激化しそうだ。 USGはプレーオフへの王手こそ逃したが、DFMが全勝であることを考えればこの黒星は許容範囲内といえる。来週のCRJ戦、そしてプレーオフまで視野に入れてチームの建て直しを図れるかがキモとなるだろう。