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―火花散らすルーキー対決―

2016/01/25, 15:31 - BY RIOT GAMES

―火花散らすルーキー対決―


今季からLJLに初参加のBEとUSGが、早くも激突することになったLJL Spring split Round2。どれだけ前年に活躍したスポーツ選手でも、その年の1本目のヒット、1点目のゴールが決まるまでは不安で仕方がないという。まして初参戦のチームともなればそのプレッシャーは甚大。勝利を得て、LJLという舞台で戦うことへの自信を得るのはどちらなのか。単なる1勝以上の意味を持つ「初勝利」を懸けた戦いとなった。

試合前に目を引いたのは、BEのMIDがRound1に出場したalpsからMugoonにチェンジしたこと。alpsがCRJ戦でいいパフォーマンスを見せていただけに意外ではあったが、そのAlpsを下げてまで起用されたMugoonのプレーに期待が高まった。スタイルとしてはどちらもJUNGLE主導でゲームを動かしていくことが多いチームで、Serickとisurugiの2人がどんなゲームコントロールを見せるのかにも注目が集まっていた。

 

しかし第1戦、試合は最初から波乱含みのスタートに。Enty(アリスター)がスタートアイテムを買い忘れてレーンへ出る痛恨のミス。結果的に大きなビハインドにはならなかったものの、一歩間違えば試合の流れを引き渡してしまう危険なミスでゲームが始まった。 試合は序盤からisurugi(レク=サイ)がMIDのMugoon(ヴィクター)に、serick(エリス)がTOPのapaMEN(ナー)にギャンクを成功させ、JUNGLEが大きな存在感を発揮する展開。

均衡が崩れたのは14分。視界を取りに前へ出たarford(ルル)の一瞬の隙を見逃さず、isurugiがアルティメットで背後へ回る。apaMENと挟み込む形でルルを倒しきり、そのままTOPのタワーを破壊することに成功した。 一気に形勢が傾くかに見えたが、有利を得たはずのEntyのポジショニングがどうにも落ち着かない。2度も単独で捕まってフリーでドラゴンをBEに明け渡すなど雲行きが怪しくなったが、USGの勝利を決定づけた集団戦もEntyが捕まる展開から発生したのだから勝負はわからない。

26分にEntyが敵陣で完全に孤立したのを見たisurugi、CLOCKDAY、apaMENが、次々とテレポートやアルティメットでフォローに入る。不利な形で始まった集団戦を素早い判断とチームワークでひっくり返し、Harettiが3キルを獲得する最高の結果でBEに対して大きな有利を築く。 その後は全てのレーンを押し込んだUSGが次々とタワー、ドラゴンを獲得。34分に起こった小競り合いでBEを下がらせたところでバロンを悠々と確保し、そのままMIDを押し切って勝利した。

 

第2戦はUSG側がナー、レク=サイ、リサンドラ、カリスタ、アリスターという集団戦に特化した構成を選んだことで、勝負は「いかに当たるか、当たらせないか」という戦いに BEとしては終盤にスプリットプッシュ戦略を成功させるためにTOPのarford(オラフ)を育てたいところだったが、isurugiがそれを許さない。ドラゴンを放棄してTOPに何度もギャンクを仕掛け、13分にはCLOCKDAYも参戦してついにオラフをキル。

ここから試合は急激に加速し、16分にBEがUSGのエンゲージを捌いて2キルとドラゴンを獲得したかと思えば、直後にUSGが2つのテレポートを使ってBOTで2キルとタワーを奪い返す。 その後は巧みなローテーションでBEが試合を優位に進めるかに見えたが、最後に物を言ったのは、USGの圧倒的集団戦性能。 23分にドラゴン前での睨み合いから始まった集団戦を制すると、29分、32分、38分にも立て続けに集団戦で勝利し、リードを確実に広げていく。バロンも難なく確保し、BOTレーンを押し上げてそのままネクサスを破壊して43分でGG。

度重なる集団戦の中で、特に輝いていたのがCLOCKDAY。時には先頭を切って敵陣に切り込み、時には我慢して最後に相手キャリーを捕まえる。判断力の冴えと緻密なコミュニケーションを感じさせるプレイだった。特に2戦目の38分の集団戦でのエンゲージは、「始まったと同時に勝利が確定する」素晴らしいもの。是非動画で確認してほしい。CLOCKDAYが調子を上げてきたことは収穫だが、それでもUSGにとっては課題の方が大きかった試合と言えるかもしれない。

1戦目、そして2戦目とEntyのプレイが安定せず、何度もBEに捕まるシーンが見られた。2戦ともアリスターを使用していたので確かに生存能力はピカイチだが、それでもBEにドラゴンを明け渡したり不利な集団戦を起こすきっかけになっていたことは否定できない。どんなに素晴らしいプレイをしていても、ポジショニングのミスは一回で試合を敗北へ導く可能性があるだけに、どのプレイヤーにとっても大きな課題となっているのだろう。