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Roki is Back!

2018/04/10, 18:00 - BY RIOT GAMES

PS

Roki is Back!

「入れ替え戦は優勝決定戦よりアツい」

 サッカーの世界には、こんな言葉があります。

 欲しいものを手に入れる戦いと、当たり前に持っていたものを守る戦い。そして、相手の大切なものを奪い取る戦い。

 慰めにせよ激励にせよ、敗者に声をかける難しさを考えても、この言葉にはかなり説得力があります。

 そしてもしかすると、LJLでもそれは同じなのかもしれません。

 2016年にLJLで初優勝した時はあれほど冷静だったSCARZ Burning Core(以下SZB)のRokiさんが、Rascal Jester(以下RJ)との入れ替え戦に勝利した時には、人目をはばからず涙を流しました。

「一部リーグこそ自分がいるべき場所」

 そう強く信じていたのだと思います。


 

LJLでも緊張しなかったRokiが……

――Rokiさん、まずは昇格おめでとうございます。というよりも、おかえりなさいになるんでしょうか。

Roki「ありがとうございます!本当にうれしいです」

――昇格を決めた時の涙はとても印象的でした。

Roki「オレあんまり緊張はしない方で、前にLJLに出てた時もCSの試合も全然気楽にやってたんですけど、入れ替え戦だけはほんとヤバかったんですよ。その緊張が解けて『やっと一部に戻れたんだな』って安心したら、その思いが急に大きくなっちゃいました」

――LJLでの最後の試合から1年半以上たちました。どんな時間でしたか?

Roki「長かったです。想像していたよりもLJLに戻るまでに時間がかかったし、それもプレッシャーになってたんだと思います」

――昨年のSummerに続いてCSでは1位でしたが、2回ともRJに指名されての入れ替え戦でした。嫌な感覚はなかったですか?

Roki「RJは順位的に7th heaven(以下7h)より上ですしもちろん強いんですけど、Wyvern選手というチームの中心がハッキリしていて、対策のポイントは絞りやすいかなと思っていました。Jungle勝負なら、Wilder選手も強いですしね」

――Wilderさんの強気発言は驚きましたけど、強さに加えて受け身に回った時の対応力も印象的でした。かなり信頼感高いんですね。

Roki「相当な自信家だなぁとは思いますけどね(笑)。でも実際、LJLでも上位のJungleだと思いますよ」


 

再会したDaraに「元気になった」

――せっかくなので、一緒にCSを勝ち抜いた他のメンバーについて紹介してもらってもいいですか?

Roki「SneakSnake選手は19歳と一番若いんですけど、相手のいやがることをするのが上手いんですよね。集団戦でチョ=ガスの打ち上げを当てたり、彼に何が見えてるのかが本当にわからない、そういう選手です」

――Botの2人はどうでしょう。

Roki「Akasi選手は堅実なADCで、チームのためにっていうことを一番優先してプレーできる人です。席も隣だし、あとテンションの上がり下がりが激しいのがオレとちょっと似てて、そういう意味で親近感ありますね」

――Daraさんとは1年ぶりの再会でしたよね。

Roki「Daraはいつ会ってもDaraでしたね(笑)。一緒にご飯食べにいってもみんなに取り分けてくれるし、お母さんみたいな、ほんと優しい人なんだと思います。逆に、オレの方が変わったって言われました」

――へぇ、それはどんな部分ですか。

Roki「元気になったように見えたみたいです。昔は感情がなかった、って(笑)」

――自分でもそう思いますか?

Roki「うーん、ゲームとかチームに対する考え方は変わりました。昔は自分が勝ってればゲームも勝てるだろみたいな発想でしたけど、今は本当にLoLってチームゲームだなって思いますし、『5人で勝つ』ことを意識するようになりましたね」

――1年前と比べてそこが変わった、と。

Roki「そうですね、視野は確実に広くなったし、チームに合わせることもできるようになったかなぁと。なので集団戦の中での動き方とかは今結構自信あります。昔は勘で動かしてたんで」

――RokiさんがLJLで見せたプレーというと、Cerosさんのゼドをルブランで2度ソロキルした試合が強烈に印象に残ってます。

Roki「実はオレもこの間たまたまその試合を観たんですけど、やっぱプレーが若いですよね。今同じことをやれって言われたらできるのかなって心配になりました(笑)」


 

「なんか、妄想しちゃうんですよね」

――たしかに、あれからもう2年以上経ってるんですね。そう思うと長いです。その間には競技シーンでの出場停止、そしてCSからの再出発とかなり険しい道だったと思います。それを乗り切るエネルギーの出どころってどこにあるんですか?

Roki「オレは強い、まだ成長できるはずだって信じてたんですよね……。だからまたイチから練習して、CSでもLJLでも勝つんだ、って思ってました」

――その成長の先に、何か目標ってありますか?

Roki「なんか、妄想しちゃうんですよね。自分がSKT(SK Telecom T1)と戦っていて、Faker選手をソロキルするっていう妄想を。それでeyesさんとRevolさんが『Fakerをソロキルですよ』『Roki選手すごいですねー』って言ってる、みたいな(笑)」

――2人の真似うまいですね(笑)。

Roki「あはは。それでその妄想には、レーンでソロキルはとるんだけど、試合は惜しくも負けちゃう、っていうリアルなところもありつつ。試合はWorld Championshipのグループリーグですね。それで試合が終わって、配信の動画を部屋で見てる、っていう場面を頭に浮かべてます」

――細かいうえに、無駄にリアルすぎます(笑)。それ、もしかして結構前からなんじゃないですか?

Roki「あーそうなんです。LJLに出る前から考えてました。誰にも言ったことなかったのになんか言っちゃいました、恥ずかしい」

――Rokiさんの根っこっぽい、とてもいい話だと思います(笑)。ありがとうございます。

 

 少し敗れたRJの話をすると、そもそも今年のRJは降格するようなチームではありませんでした。メンバーの入れ替えもなく、結束は固く、シーズン中にも戦術の幅と深さを着実に積み上げてきたチームです。

 なのでそのRJがSZBを指名した時、相当自信があるんだろうなと思いました。

 しかし結果は、用意した手札の数と力勝負でSZBがRJを押し切って昇格。そのチームの中心にはDara、そしてRokiという2人の日本一経験者がいました。

 Summerシーズンの目標は「ひとまず3位」という答えでしたが、最後の質問にはハッキリ答えてくれました。

 

――自分のことを日本人最強のMidレーナーだと思いますか?

Roki「はい、思ってます」


 

インタビュアー:八木葱