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―敗北を糧に―

2016/04/02, 21:03 - BY RIOT GAMES

―敗北を糧に―

戦いは常に非情なものだ。より強い者が高みへ近づき、弱者は引きずり降ろされる。それはLoLの世界とて例外ではない。

 

この"Promotion Series"は、LJLCSを勝ち抜いた上位チームが入れ替えをかけてLJLの下位チームと戦う「下剋上」の場だ。見事勝利を手にすれば次のシーズンから本戦に参加することができるだけに、挑戦者の闘志は燃え盛っている。しかしLJLへの出場権を得ているという事実から伺えるように、いかに下位といえども彼らが戦う相手は一筋縄ではいかない曲者ぞろいだ。

その初陣を飾ったのは、Black EyeとDragonfly Gaming。本戦ではくしくも全敗を喫してしまったBEとしては、なんとしてもここで踏みとどまって次のシーズンに希望をつなげたいところだろう。しかしようやくここまでたどり着いたDFGが勝利を譲る気などないのは明らかだ。火花を散らす両チームがどんな戦いを見せたのか、その模様をお伝えしよう!


第一戦、互いに静寂を保っていた中で真っ先に活躍を見せたのはBEのMueki(コーキ)だ。特注品を積み込んだ彼は、9分ごろドラゴン前に集まったDFGに対して退路を断つような形で特注品をお見舞いした!うまく集団戦の形をつくれなかったDFGは3キルを奪われ有利をあけ渡してしまう。

しかしDFGも負けてはいない。18分ごろMIDでKameda(リサンドラ)がMuekiをソロキルすると、すぐさまBOTサイドへフォーカスし続けざまにArfoadまで撃破!2体目のドラゴンを確保し有利を取り返す。さらにMIDを狙うBEに対してカウンターで集団戦を仕掛けようという動きを見せるが、ここはArfoadがテレポートで駆けつけ前衛と後衛を分断。彼の働きによってBEは2キルを獲得する。

なんとかピックアップして逆転しようというDFGだが、BEはマップのコントロールを握って離さない。次々にオブジェクトを狙うBEは27分ごろにBOTでエンゲージを仕掛けられるが、Arfoadが後衛に入ろうとするLeeSe(エコー)を抑え危なげなく集団戦に勝利。

さらにその後、Muekiを捕まえ倒すために多くのスキルを失ってしまったDFGへBEが牙を剥く!Muekiの犠牲によって4人を倒したBEはバロンを確保し、バフを活かしてMIDのインヒビターまで破壊。さらに本陣を放ったまま孤立したArfoadを追ってきたDFGへ詰め寄り、リコールを妨害する!スーパーミニオンのパワーでネクサスタワーを破壊したBEは攻め手を緩めず、ネクサスを破壊し第一戦の勝利を手にした!

 

続く第二戦、ポッピーをバンされたMistyはガングプランクをピックした。Mistyのピック傾向からそれを予想していたArfoadはカウンタープレイの容易なエコーを選び、戦略的にバンピックを進める。試合はBEがスワップを仕掛けるところから始まった。

Arfoad(エコー)がMisty(ガングプランク)との1対1で勝てるように序盤から彼へゴールドを集め、ウェーブを管理して戦略面でDFGに差をつける。さらにBEはじっくり構えてジャングル内の視界を奪い、これまでにないゆっくりとした試合運びを見せた。オブジェクトをコントロールしつつ、Arfoadに1対1をさせるため反対側のレーンへ圧力をかけ続けるBE。その成果が出るのが21分、Arfoadがタワーダイブを仕掛け単独でMistyを倒す!

その後DFGは隙を見つけてドラゴンを確保したが、BEはMIDとTOPのタワーを破壊し有利な交換を成立させる。じわじわと差をつけられ、苦しい戦いを余儀なくされるDFG。ArfoadにひたすらBOTへ圧力をかけられ、それに耐える時間が続く。

ついに試合が動くのは41分、ドラゴン前でCarilRui(グラガス)が「ボディスラム」でDFGのキャリー陣へ襲いかかった!Yoshiaki(ノーチラス)が流れるようにアルティメットをつなげ、一気に壊滅状態へ追い込む!この集団戦で4キルを獲得したBEはBOTのインヒビターを破壊しネクサスタワーまで一本破壊する。

BEはArfoadに再びBOTを押し込ませ、他のメンバーでバロンを狙う。バロンを開始してDFGをおびきよせカウンターを仕掛けようという魂胆だ。そして狙い通り、最後の集団戦が勃発する。隊列を乱され分断されたBEを追い込もうとするDFGだが、ここでMueki(アジール)がアルティメットによって迫りくるDFGをはじき返す!さらにダメージを出し切り、BEは4キル獲得!一気に本陣へなだれ込み二戦目も勝利した!

 

"Promotion Series"は三本先取で勝者が決まってしまう。いよいよ後がないDFGはKamedaにリサンドラをピックさせ、これまで得意としてきたエンゲージの構成を選んだ。さらに序盤から積極的にしかけ、JUNGLEとBOTで有利を確保する。

これまで序盤試合を動かせていなかっただけに勝利への執念が感じられるプレイだ。BEはLeeSe(グラガス)の動きを察知して有利を広げられることを避けながらレーニングを進める。12分にはDFGがドラゴンを確保するものの、Mueki(コーキ)がLeeSeを倒し1キルとBOTのタワーを獲得。

さらに14分、TOPサイドで戦闘を起こしRhythmAsalt(シヴィア)を犠牲にKameda(リサンドラ)とSylvia(バード)を倒しきる。これによってヘラルドバフを獲得したCarilRuiはバフを活かしてTOPへギャンクを仕掛け、Misty(ポッピー)を倒してTOPのセカンドタワーまで破壊!DFGに息つく暇を与えない。

さらにBEは敵ジャングルへ圧力をかけて続けざまにアクションを起こし、キルを獲得していく。目を見張るべきは、アルティメット「氷河の裂溝」によってキャリー陣を戦場から追い出すYoshiaki(ブラウム)の働きだ。劣勢の中でも積極的に仕掛けてリズムを掴もうとするDFGだが、うまく逆転のきっかけを作ることができない。

26分にはなし崩しに戦闘が勃発し、流れで4キルを奪われバロンまで獲得されてしまう。BEはバロンバフを活かしてインヒビタータワー前に陣取り機会をうかがう。そして29分、一歩前に出てしまったKamedaの隙をついてArfoad(トランドル)が「氷冷の柱」を召喚する!退路を断たれ一気に体力を削られたKamedaは戦闘に参加することができず、DFGの戦線は総崩れ。BEはその勢いのまま3連勝を果たした。

 

勝利の美酒の味は格別だが、敗北の辛酸は成長をもたらす。負け続きとは言え、LJLを戦い抜いたことでBEは着実に強くなっているようだ。Summer Splitでは残留を決めた彼らの活躍を拝むことができるかもしれない。そしてDFGにとっては自分たちの課題を浮き彫りにされた試合だったのではないだろうか。時には杯いっぱいの美酒よりも、一滴の苦渋のほうがより多くを教えてくれる。彼らの歩みがここで止まらないのならば、今日の試合は明日の成功への糧となることだろう。

"Promotion Series"はまだ終わらない、次回はCrooz Rascal Jester対SCARZだ。入れ替えのドラマはあるのか、お楽しみに!