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MSI -LMSチーム-

2016/05/03, 14:34 - BY RIOT GAMES

MSI -LMSチーム-

瞬撃の狩人

LMS王者がついに決定!第2シードとして参戦したFlash Wolvesは、プレーオフでahqを相手に大勝し、見事初となる台湾王者の座を手にしました。

上海で開催される2016 Mid-Season Invitationalでは、さらに厳しい戦いが待ち構えていることが予想されます。

地元では敵なしと証明してみせたMaple選手ですが、ヨーロッパや韓国のミッドプレイヤーにその実力を見せつけるのであればこれ以上の機会はありません。Karsa選手にとっては、今こそWolvesに居続けることにこだわった甲斐があったことを世界に知らしめる時です。SwordArT選手にとっては、トップクラスのサポートの仲間入りができるかどうかがかかっています。

幕が開き、まばゆい照明が彼らを照らし出さんとしている今、Flash Wolvesの“ゲーム”が始まろうとしています。

 

新たな幕開け

2015年のシーズンは、東南アジア地域内において大きな転換期となりました。Season 2 World Championship優勝チームであるTaipei Assassinsを輩出した東南アジア地域が、2つのリーグに分かれ、台湾、香港、そしてマカオのチームがGPLとは別にLeague Master Seriesを組織したのです。その2つの内、どちらが強い方かと問われればほとんどの人が選ぶであろうLMSは、東南アジアのチームがWorld Championshipの舞台から静かに脱落していく現状に風穴を開けようとしているのです。

当初から良い兆候はありました。ahqとFlash Wolvesは共にIntel Extreme Masters IXに加え、2015 Mid-Season Invitationalでも準決勝へと進出し、ついにWorld Championshipへの2つ目の出場枠を獲得して、LMSの先駆者としてそれぞれ真価を証明してみせました。そして両チームともWorldsへの出場権を手にし、しかも準々決勝まで駒を進めたのです。これにより、LCKを除けば、LMSは決勝トーナメントまですべてのチームが生き残った唯一の地域となりました。

地理的には、LMSはプレイヤー、戦略、そして情報が韓国サーバーを中心として共有される、より大きな東アジアeSportsシーンの中に位置しています。LPLとLCKの両方から受ける影響は、ahqやMachiの中国的なアグレッシブさ、そしてFlash WolvesやTPAが“韓国勢”と呼ばれる理由である、マップのコントロールやマクロな試合運びの重視によく表れています。この地域がLPLと異なるのは、韓国人選手を獲得するのではなく、チームの協調性を高めるために地元の実力あるプレイヤーを揃えているという点です。

今年、LMSは上海にて、国際的な舞台でまた別の権利――今年のワールドチャンピオンシップグループステージでの第1シード権をかけて戦います。去年は、LMSの両チーム共に第2シード枠には入ったものの、それは準々決勝へ辿り着くまでに、別の地域のトップチームと当たることを意味していました。今回のMSIは、名声だけでなく、さらなる栄光を掴むためのチャンスを賭けた大会となるのです。

 

彼らの遠吠えが聞こえるか?

今シーズンは出遅れたFlash Wolvesでしたが、皆に愛され、惜しまれながら競技シーンを後にしたトップレーナー、Steak選手の不在にようやく慣れ、シーズンを素晴らしい成績で終えました。LMS SpringプレーオフでのFlash Wolvesは、Machiを圧倒し、ahqにトラウマを植えつけて、チーム初となる地域大会制覇を果たしました。そして今、彼らの目に映っているのは、上海で待つ、さらに栄誉あるタイトルです。

Flash Wolvesの自慢は、LMSでも最もクリーンなチームプレイです。そのKDAは圧倒的で、さらに試合を素早く終わらせてしまうことでも知られています。それを可能にするのは、彼らの緻密なプレイ。Wolvesはマップ全体を効果的に使い、冷徹に、計算高くダイブを実行します。状況がほんの僅かにでも彼らの方に傾いていれば、ダイブを敢行し、そして往々にして個々の能力によりさらにリードを広げてしまうのです。格下のチームは餌食となることが多く、ひとつ、またひとつとオブジェクトをWolvesに差し出すこととなります。

Top: Yu “MMD” Li-Hung

Jungle: Hung “Karsa” Hai-Hsuan

Mid: Huang “Maple” Yi-Tang

ADC: Hsiung “NL” Wen-An

Support: Hu “SwordArT” Shuo-Jie

 

Flash Wolvesの中核を担うのは、Maple、Karsa、SwordArTの3人のスター選手です。LMS最強のミッドとして君臨し続けてきたMaple選手は、幅広いチャンピオンを使いこなし、特にアサシン系チャンピオンの扱いに長けている脅威のミッドレーナーです。Karsa選手はニダリー使いとして名を馳せており、地域で最も優秀なジャングラーとの呼び声も高いギャンク重視のプレイヤーです。そしてボットレーンを支配するSwordArT選手はチームの冷静なリーダーであり、よくMaple選手とKarsa選手と一緒にロームします。

このチームの常套作戦は、まず敵のミッドレーンまたは敵ジャングルで、3人のスター選手が先手を打つことです。敵を最初にキルしてしまえば、すぐに両サイドのレーンでのダイブを起こし、あっという間にマップ中で雪だるま式にリードを広げます。全員が20歳未満の若いスター選手たちですが、彼らは皆経験を積み、規律の取れたハンターになっています。若いからといって舐めてかかれば、のど元を食いちぎられることでしょう。

 

狩人の群れ

Flash Wolvesはほぼ同じチーム体制で再び世界の舞台に立つことになりますが、個々のスキルは向上しており、また環境の変化も彼らを後押ししています。MMD選手がSteak選手の上位互換であることは明白ですが、そのことはまだあまり世界に知られていません。そしてNL選手はSplit最高のKDA及び1試合当たりのキル数を叩き出し、さらにはSplit唯一のペンタキルをahq相手に獲得しています。

タンクトップとキャリージャングルという現在のチーム構成は、Flash Wolvesに非常に適しています。Karsa選手はキャリージャングルが得意であり、秘密兵器リー・シンを使わせれば、機動力の低い敵キャリーは常にフラッシュキーの上に指を置いておくことになります。MMD選手は優れたポッピープレイヤーであり、自らをSteak選手の伝統を受け継ぐものと自負する彼は、Maple選手やNL選手のアイテムビルドを加速するべく、彼らにゴールドを譲っています。

国外のチームがFlash Wolvesと対戦する際に最初に直面する試練はミッドレーンで生き残ることです。韓国のKOO Tigers(現ROX Tigers)に対して勝利を収めたときと同じように、Maple選手がマークされなければ、すぐにマップのすべてが彼の手中に落ちることになるでしょう。Flash Wolvesの試合では雑な集団戦や押しつ押されつのゲーム展開は見られません。一度彼らが優位に立てば、ほとんどの場合その後は一方的な虐殺が続きます。Wolvesと対戦するチームは、飲み込まれてしまわぬよう、注意深くチームプレイに臨む必要があるでしょう。

とはいえ、チームにはいくつかの懸念が残っています。彼らのミッドとジャングルによる相乗効果が抜群であることには間違いありませんが、トップのMMD選手やマークスマンのNL選手が世界最高峰のプレイヤーたちを相手に渡り合えるかどうかはまだ分かりません。また、去年のWorld Championshipでプレイした際、世界の注目を浴びたことによる緊張のせいか、Wolvesはその精細さを少し欠いていたようでもありました。

万年弱者、忘れ去られた地、そして見過ごされた物語――LMSが土台としているのはそうした風土なのです。サモナーズカップを手にしたたった3つの地域の内の一つとして、LMSはファンを驚かし続け、かけられた期待を上回ってきました。

去年はahqとFlash Wolvesの両チームを世界大会の準々決勝まで送り込み、LMSの代表チームはその不屈の闘志、そして不利な状況においても果敢に挑む反骨精神で知られるようになりました。恐らくLMSで最も有名なのは共にアサシンを得意とする、Westdoor選手とMaple選手でしょう。彼らのように、この地域は影の中で、世界に向けて必殺の一撃を繰り出すその時を待っています。

 

世界は彼らの肩にかかっている

何度となく敗北を味わい、困難を乗り越えてきたWolvesは、ついに長年の宿敵ahqを下しました。彼らは以前から続けていることはそのままに、ほとんどすべての面において磨きをかけてきています。その方向性が果たして本当に正しかったのか、試されることになるでしょう。Maple選手にとっては4度目となる今回の国際トーナメントで、彼はついに準決勝のその先まで、この狼の群れを導くことができるのでしょうか?


LMSの評価もまた、Wolvesの肩にかかっています。主要地域の中で最も小さいこのチームの功績に対しては、驚きと疑念が絶えず向けられてきました。Flash Wolvesは見事、東アジアの三大巨頭の一角としてその真価を見せることができるのでしょうか?規模の差を埋め、世界の予想に反して、その名を歴史に刻むことが本当に可能なのでしょうか?その答えは、上海にて明らかになるでしょう。