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夏が来る、嵐の予感。 - katsudionによるLJL 2018 Summer Split チーム紹介

2018/06/21, 17:00 - BY RIOT GAMES

LJL

夏が来る、嵐の予感。 - katsudionによるLJL 2018 Summer Split チーム紹介

 

 みなさん、こんにちは。katsudionです。さぁ、お待ちかね!LJLの夏が始まります。

 今回は、LJL 2018 Summer Splitから新たな顔ぶれとなるCrest Gaming Act(以下CGA)とBurning Core(以下BC)にスポットを当て、ご紹介したいと思います!

 なんと言っても、LJL史上初となった2チーム同時の入れ替わりを果たした強者(つわもの)たちですから、パイクさながらの「LJLでぶっ倒す奴リスト」を準備して闘いの時を待っていることでしょう!

 クラーケン金貨の準備は? 髭の貴婦人に許しを請う準備はOK?


 

 

Crest Gaming Act

 

 Crest Gaming Act(以下CGA)は2016年からLJLの出場を目指し、活動を続けてきたチームだ。そして3度目の挑戦となった春のLJL CSを見事に勝ち上がり、前回(LJL 2017 Spring Promotion Series)の対決では0-3と全く歯が立たなかった7th Heavenを倒して、LJL 2018 Summer Splitへの出場権を手にした。

 

TOP:Nap

JUNGLE:hachamecha

MID:Lavie

ADC:Alps

SUPPORT:Shield

COACH:Qoo

 

 CGAはメンバー変更を行うことなく、夏のLJLに向かって準備を進めている。CGAには今回LJL初出場となる、Nap、hachamecha、Shieldの3名と、LJL経験者である元Team Black EyeのAlps、元Rascal Jester(以下RJ)のLavie、同じく元RJのAtyamomoがサブとしてチームに所属している。

 NapといえばLJL CSにおける「昇格請負人」として知られ、hachamechaは「韓国出身のジャングラーを自身の手で倒したい」と豪語してきたLJL CSの有名プレイヤーだ。そして、Shieldは現在LCKに出場しているチームGriffinから移籍したきた選手で、彼のゲームメイクはCGAの昇格に大きな貢献をしたと言っていいだろう。

 そんなCGAがLJLの開幕に向けての準備期間に、何を行ってきたのかを元選手でもあるQooコーチが話してくれた。

 「メタ(流行)への適応を最重視し、時間を使ってきました。」

 「LJLへの準備」という点において、今までもいろいろなチームに話を聞いてきた中でも開口一番にメタに適応することを重要視にしたという答えは実は珍しい。みなさんもご存じのとおり、パッチ8.10以降のLoLのメタはこれまでにないほどの変化を迎えている。そこに対しての適応は最前線で戦っていく上で必要不可欠だが、理由はそれだけではないようだ。

 「メタがCGAに向いてきた、チャンスとも捉えている」とQooコーチは語る。その理由のひとつはMIDからADCへと転向した経験を持つAlpsの存在が大きく、彼のチャンピオンプールを生かしての準備が着々と進んでいるようだ。

 さらに、チーム全体のチャンピオンプールを増やしながら、自分たちに向いている戦略を増強し、他のチームが適応するその前に突き崩してやろうと画策しているようだ。LJLでは韓国地域からのメタの流用がよくあるが、Qooコーチが台湾地域での試合を好んでいるということもあり、どんな作戦を用意してくるのか、期待は高まる。

 そんなQooコーチが語るCGAは「どこからでもキャリーできるチーム」だという。どこのチームにも「チームの柱」と慣るようなプレイヤーが存在するが、CGAは全員にその可能性があり、それが今のメタにも適していると考えているようだ。

 「サブのAtyamomoとNapを同時に出して、なんていうのも面白いと思うんですよね(Qooコーチ)」と笑顔で話してくれるくらいには、手札の準備は順調のようだ(ちなみに、Atyamomoは「Napが居るからCGAに居るんですよ!」というほどのNapファンであり、NapもAtyamomoの大ファンらしい)。

 そして、最後にコーチから注目してほしいのはAlpsだと名前があがった。

 「Alpsはしっかりと仕事をこなしているのに、他のメンバーが“勝手に”目立つせいで彼が目立てないんです。だからこそ彼に注目してほしいですね」とコーチは語る。確かにAlpsはLJL CSにおいてKDA 10.8というADC No.1の素晴らしいプレイを見せているのだが、他のプレイヤーのほうが印象深いかもしれない。

 面白いチーム事情であると同時に、この特徴こそがQooコーチの語る「どこからでもキャリーできるチーム」ということなのだろう。



 

Burning Core

 

 Burning Coreは一度は降格しながらも、「1部で戦う」という飢えを絶やさず、今季LJLCSではScarz Burning Coreという2チームが手を組んだチーム体制で戦い、見事ワンシーズンで1部の舞台へと帰ってきた。

 

TOP:Reiya(SneakSnake)

JUNGLE:Wilder

MID:Roki

ADC:Haretti

SUPPORT:Mocha

COACH:Yozora

 

 Burning Core(以下BC)が1部の舞台から姿を消していたのはわずかな期間ではあるが、LJL 2017 Summer Splitから見れば、その姿はずいぶんと様変わりしている。さらには、LJL CSからBC昇格に大きく貢献したAkashi、Daraの両名は惜しまれながら引退が表明された。TOPのSneakSnake改めReiyaも、一度は引退を表明したものの、チームを支えるため、今一度ユニフォームに袖を通すことになった。LJL CSから加わったMIDのRokiはLJL 2016 Summer SplitでLJL優勝経験を持つまぎれもない実力者であり、JungleのWilderは昇格の折に「LJL1部に強いジャングラーは居ないと思っている」と強気な発言をするほど自信に満ちている。そして今回、新たな戦力としてSupportにトルコ地域でプロ経験を持つMocha、さらにADCとして皆さんご存知のそうたあああ!!!(Haretti)が加わっている。

そんな新体制でLJLへ再挑戦となるBCはスタッフ陣にも変化が見られる。LJL1部ではBCのSupportとして戦ったLegatoがマネージャーとして、自らの経験を生かしチームを支える役目についたのだ。今回は、そのLegatoマネージャーと、新たなBCの首脳陣Yozoraコーチに話を聞くことができた。

 「チームとしての準備は終わっていない、自分たちが支えながら仕上げていくことになる」

 前述したとおり、BCはLJLCS以降の選手変更も多くまだすべての準備を終えていないようだ。しかし、チームとしての戦い方はすでに定まっているという面白い話が聞けた。

 「BCの個性はエースのRokiが中心で、暴れまわるのはWilder、そこに序盤、中盤、終盤で各選手に役割を持たせている」

 LJL CSで見せた「RokiとWilderでゲームを作る」というプランをさらに磨き上げる方向でBCは準備を進めているのだと言う。ReiyaはTOPの安定性と集団戦における役割というところでLJL CS時代から仕事をこなしており、今回加入となったSupportのMochaもトライアウトを繰り返し、「BCのスタイルに合った、MIDとJungleをさらに押し上げてくれるSupport」を探し続けて出会った選手だということだ。ではHarettiはというと、やはり「安定の男」としてチームが評価しており、終盤を任せられる存在になっているようだ。

 「自分たちのスタイルを変えない」と語るBCに、やはり聞いておかなければならないのは「メタの変化」についてだろう。はたして、問題はないのかといったところだがBCも現在のメタに対しては好印象のようだ。

 「今のメタになったことで、Rokiにキャリーできるチャンピオンを使わせられる機会、Rokiが目立つ場所が増えたんです。これは自分たちにとって強みだと思っています」

 BCがこれ程までにRokiに対する自信を持っていることは、本人の成長ももちろんだがYozoraコーチの存在も大きいのだろうと感じた。Yozoraコーチは中国の2部リーグでコーチの経験を持ち、シーズン3の時には韓国サーバーでチャレンジャーで1位になったこともあるほどの実力者でもある。そんなYozoraコーチがMIDメインだということもありRokiの個人技の指導には力が入っているようだ。

 インタビューをする中でも、終始「Rokiを見てほしい」と語るLegatoマネージャーとYozoraコーチ。今ではチームのムードメ―カーの役割も果たしているというRokiに対する信頼と期待はチームの中で非常に大きい。

 Burning Coreが、そして日本屈指のMIDレーナーRokiがLJLへと帰ってきたのだ。

 

 以上の2チームが新たに加わっての開幕となるLJL 2018 Summur Split。今回紹介したBCとCGAにV3 eSportsを含めれば、参加チームの半分がCSから勝ち上がってきたチームという今までにないシーズンとなる。彼らはいずれも「上位3チーム」を目標設定にこの夏を戦うことを私に教えてくれた。

 さぁ、船出の時間はもうすぐそこだ。

 大きな変化を迎えたLoL、誰も見たことのないリーグ状況。嵐の予感は迫っている。


 

ライター:katsudion