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LJL 2016 Summer Split Semi Final ―試された団結力―

2016/08/06, 16:43 - BY RIOT GAMES

LJL

LJL 2016 Summer Split Semi Final ―試された団結力―

ファイナルの舞台へ

8月7日(日)、Summer Split王者を決めるファイナルの舞台では古豪Rampageが待ち構えている。

そこにたどり着けるのは、王者DetonatioN FocusMeか、はたまた勢いに乗った7th heavenか。Rampageへの”挑戦者”がこの試合で決まる。

DFMはここでファイナルへの道を閉ざされるわけにはいかない。歴代王者として、意地でも勝利を掴みRampageへ挑戦状を叩きつける必要がある。

7th heavenはまだファイナルへの出場経験はない。だが、今やっとそのチャンスを目の前にしている。ここでの勝利はチームが成長していくために必要な一歩だ。両者の強い想いがぶつかり合い、白熱した戦いを振り返ろう。

1戦目

ドラフトではDFMがタム・ケンチ、コグ=マウ、ブラウムをバン。Yutapon(シェン)、DayDream(グレイブス)、Ceros(マルザハール)、Hikari(シヴィア)、viviD(バード)をピックし、積極的に勝負を仕掛ける構成を選択した。マルザハールのクリセプスロウとシヴィアのアルティメットでカイト。プッシュ力のあるマルザハールでMIDをドミネイトし、キープレイヤー・Cerosから試合を動かすのが狙いだ。さらに7hがピックしたヘカリムという序盤ジャングリングのつらいチャンピオンに対してグレイブスをあて、ここでも差をつける動きを見せそうだ。

対して7hはレク=サイ、ガングプランク、アリスターをバンし、Evi(トランドル)、Corn(ヘカリム)、Rokenia(ビクター)、YutoriMoyashi(ジン)、ThintoN(タリック)というピック。彼らが得意とするヘカリムとジンを選択し、2人のアルティメットから試合を動かそうという狙いだろう。

スワップは行われず、スタンダードなマッチアップでスタートした試合序盤、DFMは序盤弱いヘカリムというジャングラーを持つ7hの弱味を突くため、BOTサイドからジャグリングを始める。7hは自陣のジャングルへグイグイと入ってくるDayDreamの動きに、BOTコンビが対応しようと振り回され、経験値をロストしてしまう。

これまでの試合で7hの良いテンポを作ってきたのは、やはりキープレイヤーのCornだ。そのCornを警戒しているDFMは、彼のファーム場所を奪う動きを見せる。試合開始から3分、自陣のジャングルを荒らされてしまったCornがDFM側のブルーバフを狙って入りこんでくるが、それをYutapon、Ceros、DayDreamで囲み撤退させるなど、徹底した動きを見せた。さらにそのブルーバフをCerosに渡すことでDFMはMIDでも有利を広げようと狙う。

だが、MIDでレベル先行したのはRokeniaだ。6分、レベル6になったRokeniaが仕掛ける。レベル6のマルザハールは非常に強力なうえ、ブルーバフの差でマナの優位もCerosに作られてしまっていたため、Rokeniaは強引に勝負を仕掛けて先にヘルス差をつけてリコールすることでその差を埋めた。キルにこそ繋がらなかったものの、アルティメットでしかけながらレーンプッシュも行えたため、Cerosとの間でファーム差を広げさせずにリコールすることができ、このプレイは好判断だったと言えるだろう。

そして8分、やはりCornがギャンクで動かす!ここまで苦しいジャングリングを強いられてきたが、レッドバフを狩るとその足でTOPへギャンクし、Eviにファーストブラッドを渡した。

9分には、BOTタワーを狙うDFMの動きを予測し視界を確保していたことが功を奏し、7hがタワーを守ることに成功。CornがTOPギャンクでアルティメットをつかっていたことや、Yutaponにアルティメットがあったことで強行ダイブされるリスクもあったが、危なげなく守ることができた。

だが、DFMは攻めの手を緩めない。11分にはTOPにローテション。ゾーニングされていたYutaponを助けながら、タワーにプレッシャーをかけるメリットの大きい動きで、TOPタワーを獲得した。さらにDayDreamが7hのジャングルに入り込みプレッシャーをかけていきブルーバフをまたもや奪取。大きな差こそ広げられてはいないものの、CornはうまくCSを稼げない状況が続く。さらにヘカリムにとっては強力となるクラウドドレイクをDFMが奪うことに成功。DFMは徹底的にCornをマークしながら試合を展開する。

さらに16分には、シヴィアのウェーブクリア能力と序盤に作った差を活かし、DFMがBOTタワーも破壊。キルで先行しているのは7hだが、オブジェクトによってDFMが徐々にゴールド差を広げていく。対する7hはCornがギャンクを繰り返しサモナースペルを使わせることはできているが、キルにはつながらない状況だ。

そして18分、TOPサイドの7hジャングル内でレッドバフをエサにDFMが仕掛けると、2キルを奪いMIDタワーにつなげ、そのままBOTサイドのブルーバフを奪うという見事流れで優位を決定づけていく。Cornを中心にスノーボールを狙う7hと、オブジェクトを狙いながらも準備を整え柔軟にしかけるDFMとの間に差が表れはじめた。もはやスノーボールが難しくなった以上、装備が整うまで厳しい状況が続くが、果たして7hは試合を長引かせることできるだろうか。

21分にはDFMがインファーナルドレイク獲得し、さらにTOPに仕掛けるが、Eviが見事な立ち回りでそれをかわす。7hは試合時間が少しだけのばすことができたが、DFMはこのTOPをプッシュすることができ、バロンに対するプレッシャーを生み出すことにも成功。その後もDFMは徹底してTOPにプレッシャーをかけ、7hがTOPに向かうと対象をBOTに切り替え、ブルーバフをコントロールしEviを押さえつける非の打ち所のないローテションを行う。

だが7hもまだ諦めていない。26分には7hが先手をとってしかけ、キャリー陣のヘルスを削ってリコールさせると、その間にファームを行って徐々に装備をそろえる。苦しいながらも、狙い通り試合時間は徐々に伸ばすことができてきている。

さらに27分、ブルーバフを狩るCerosを狙って7hが一気に仕掛ける!前手でサモナースペルを使用済みのCerosを軽々と倒しDayDreamも続けてキル。さらに裏でRokeniaが1v2を制したことでDFMを撤退させ、見事バロンを獲得した!

何度も繰り返し戦闘を仕掛け、DFMのサモナースペルを使わせて仕掛ける余裕をけずる。そうして時間をかせいだことで7hが道を切り開いた。

7hは手にしたバロンバフを活かしMIDのセカンドタワーまで破壊。これまでオブジェクトを奪えていなかった7hは一気にオブジェクトを奪ってゴールド差を覆す。もはや状況はイーブンだ!

32分、DFMが先手をとってバードから仕掛けたが、フロントラインを溶かす火力面で7hに軍配があがる。さらにYutoriMoyashiのスキルショット精度を見せつけ、7hは追加でキルを奪うとTOPファーストタワーまで獲得する。

流れは7hに傾いたかと思われたが、王者DFMが意地を見せる。36分、先にしかけようというDFMをいなしきってバロンを狙おうとした7hだが、その後の集団戦ではDFMが勝利。Cornが突出しすぎてしまい、さらに狭い場所でYutaponのバリアフィールドが効果的に機能し、CerosがRokeniaにアルティメットをうてたことが大きく、直前でYutoriMoyashiがアルティメットをつかってしまっていたことも災いした。この4つの要素によってDFMが集団戦に勝ち、流れを掴みとっていく。

39分には少し遠い場所にいたDayDreamに、Cornがしかけようとしたが見事に逆襲しキル。DFMはエルダードラゴンを確保し一気にBOTインヒビターまで繋げる。インヒビターを奪われたため7hはバロンへのプレッシャーをかけられてしまう結果となる。

そして42分の集団戦。YutoriMoyashiがアルティメットから戦闘開始。だが、そのアルティメットをviviDが止めると、Yutaponがフロントラインを固守。その結果、DFMは集団戦をイーブンな状態に丸め込む。さらにそこからマルザハールのクリスタルセプターによるスロウ、バードのスタンによって7hはすべての火力を集中しきれず、注目の1戦目はDFMの勝利となった。

DFMは序盤に徹底的にオブジェクトを狙ったこと、そしてYutoriMoyashiのアルティメットをviviDが確実に止めていたことが大きかった。さらにドラフトの時点でマルザハールをおさえていたことはかなり大きく、Cerosのクリタルセプターのスロウ、そしてHikariのアルティメットで、ピールなしでもキャリー陣が火力を出せていた。

2戦目

ドラフトでDFMは1戦目と同じようなピックを行う。構成は、Yutapon(エコー)、DayDream(グレイブス)、Ceros(マルザハール)、Hikari(シヴィア)、viviD(アリスター)となった。DayDreamはブリンクを持ち、ジャングルクリープを処理するのがはやいグレイブスを重要視しているようだ。カウンタージャングルをしかけてCornを潰すのが狙いだろう。そのためには細やかな視界の確保がカギとなってくる。

対して7hはEvi(トランドル)、Corn(グラガス)、Rokenia(ビクター)、YutoriMoyashi(ルシアン)、ThintoN(ブラウム)をピック。グラガスのアルティメットからしかけていく構成だ。敵を散らすグラガスと、まとまった地点にバーストをだすビクターを上手く噛み合わせることができるだろうか。そして、どのチャンプも少し前のパッチなら全盛期だったがナーフがあり第一線を退いてしまったチャンピオンたちのため、厳しい戦いが強いられるかもしれない。

序盤、7hはBOTをドミネイトする。DFMはクリープを狩る際にユニットの裏にハマってしまったHikariはヘルスが大きく減った状態でレーンに向わざるを得なくなったからだ。

そしてMIDでも、たった1戦でCerosのマルザハールに慣れたのだろうか。1戦目では苦しんでいたはずのRokeniaがマルザハールに対して有利をつくる。さらに試合開始5分にして、CornがTOPに二度ギャンクをしかけ、まずはYutaponにプレッシャーをかけていく。

そして8分、7hはMIDにEviも加わってのスリーマンギャンク。なんとしてもCerosを止めたい7hだが、Cerosはすぐさまフラッシュとゴーストをつかって逃げ切りキルには繋がらなかった。だが9分には、TOPギャンクによって生まれたテレポート差を利用し、EviがBOTにテレポート。BOTタワーと2キルを獲得し有利を作る。

ここまでは順調に7hが試合を展開していたが、7hが欲をかいてしまい逆転を許す流れとなった。

10分、自陣ジャングルにはいってきていたDFMに襲い掛かるが、逆襲され3キル、さらにタワーまでも奪われてしまう。有利を覆されたことによって焦りが生まれたか、この後も精細を欠くプレイが随所に見受けられた。

13分には、7hがリフト・ヘラルドを取る一方で、DFMはBOTセカンドタワーを獲得。BOTをEviが守っていたことで、リフト・ヘラルドバフはCornの手に渡ったため、バフの特性上7hにとって不利な交換となる。さらに17分、相手JUGNLEが見えない状況でレーンプッシュをしていたYutoriMoyashiにDFMがスリーマンギャンクをしかけ、キルには繋がらなかったがDayDreamが一気にヘルスけずりリコールさせることに成功。これにより、DFMは悠々とドラゴンを確保することができた。

19分、7hはCornからしかけたMIDの集団戦。だがviviDの並外れた感度の反応によってアルティメットを打ち切れず、Hikariにアルティメットでカイトされた7hは火力をだせず、DFMはピックの強みを最大限に活かして1キルとMIDタワーまで獲得した。

そして24分、ドラゴンファイト。DFMはviviDの4人打ち上げから集団戦を展開。ここでもCornにアルティメットを打たせず倒しきることに成功したDFMは2キル、ドラゴンを獲得。DFMはCornを徹底的にマークし続けることで、確実に集団戦に勝利している。

26分、なんとか状況をかえたい7hは、CornがアルティメットをDayDreamにきめたところから再び集団戦開始。2キルを確保しいい形でバロンベイトへと繋げる。だがDFMもそれを黙って見てはいない。負けじと応戦しイーブンの状態へ持ち込むと、YutoriMoyashiが帰り際にMIDでファームを欲張ったのを見咎めDayDreamがさらにキルに繋げた。

31分にもドラゴン付近で集団戦を展開される。7hは睨み合いのなかテレポートで合流してきたYutaponをいなしたまではよかったが、Cornとその他のメンバーの息があわず有利を取れた状況を投げ捨ててしまった。DFMはその隙を見逃さず落ち着いて対処し、5-1エース!ここまできたらもうDFMは止まらない!

最後にTOPレーンの睨み合いでYutaponがRokeniaに見事にスタンを決め人数差を作ると一気に攻め込み、34分でDFMが試合を終わらせた。

この試合はやはりドラフトの時点で強いピックができたDFMが圧倒的に有利にことを運んだ。7hは序盤には一時有利をつくったにも関わらず、ジャングル内で深追いしてキルを返されそこを足掛かりにDFMに巻き返されてしまったこと、さらにその後集団戦でCornのアルティメットを効果的に使わせてもらえなかったことが敗因だと言えるだろう。

7hのチームの動きがバラけた隙を的確に突いたDFMの手堅い勝利となった。

3戦目

ドラフトでは、DFMが前のめりの構成を選択。ピックはまたしてもYutapon(エコー)、そしてDayDream(レク=サイ)、Ceros(ビクター)、Hikari(アッシュ)、viviD(ブラウム)。アッシュのアルティメットで圧力をかけつつ、ポークで相手のヘルスを削っていける構成だ。

対して7hは、Evi(シェン)、Corn(グレイブス)、Rokenia(カサディン)、YutoriMoyashi(シヴィア)、ThintoN(タリック)をピック。シヴィアのアルティメットをいかしつつ、タリックとシェンのアルティメットをうけたカサディンが特攻するようなイメージだろうか。

試合開始2分、後のない7hは最序盤からいきなり仕掛ける。レッドバフを狩った直後にCornがTOPギャンク!ミニオンにエクスキュートされながらも無理矢理Cornがファーストブラッドを獲得した。

3分、DayDreamがそれをうけてBOTにギャンク。しかしブルーバフよりBOTギャンクを優先したことでCornはブルーバフを確保することができ、7hはサモナースペルを失ったもののレーニング続行する結果となった。

MIDでは、なぜかRokeniaがアドバンテージを得ており、序盤は7hのペースかと思われたが、カウンタージャングルを仕掛けてくるDayDreamに対して優柔不断な対処になってしまいブルーバフを奪われるなど、JUNGLEの不安定さが目立った。

それでも7hは徐々に有利を広げることに成功する。9分にはドラフトの狙い通りMIDでカサディンがしかけ、そこにシェンがアルティメットをつかうことでキルを獲得。11分時点で、7hがゴールド1000ゴールドの優勢となった。

しかり14分、王者DFMの巻き返しが始まる。7hの隙をついてDFMがドラゴンを獲得。さらにシェンがアルティメットもテレポートもつかったのを見逃さず、すぐさまDFMがbOTへ仕掛ける。この動きによって、もともとアドバンテージを握っていたDFMのBOTでさらに有利が伸びる。7hはDFMのBOTが育ってしまったことで仕掛けづらい状態が続くことになった。

19分、7hはドラゴン前にBOTでしかけ、先にアドバンテージを握ろうとする。惜しくもキルはとれなかったものの、7hは視界のコントロールとタワー獲得に成功。無事にドラゴンにつなげられ、狙いどおりの動き達成した。

だがやはり王者は一枚上手なのか。21分、DFMが7hのアルティメットやマナがない隙を突いて危なげなくBOTダイブ。軽々と3キル、タワーを奪う。

さらに23分、DFMが先にしかけてThintoNのアルティメットをおとさせる。YutoriMoyashiもアルティメットがない状態だ!MIDまわりでバラバラに散ってしまった7hに対してDFMはしっかりグループアップして戦闘へともつれ込む!

DFMは一瞬でEviを落とすと、アルティメットをもったYutaponがスタンフィールドで強引に7hのメンバーを押し出し、MIDのセカンドタワーまで破壊!もう完全に試合はDFMペースだ。

26分にも狭いところで先手をとったDFMが集団戦に勝利。どちらのチームも先手をとることで強みを発揮する構成だが、DFMが着実に先手をとり構成の強みを活かした戦闘を行っている。

28分に7hはインヒビターを奪われてしますが、なんとかエンゲージし、3-2のキル差でDFMを追い返す。

そして、30分の集団戦。CornにHikariのアルティメットが突き刺さりエンゲージできず。Yutaponがスタンフィールドとアルティメットをたてにガンガン飛び込み、7hが対応できない状態を作り出す素晴らしいプレイを見せた。

そして32分、しかけようという動きを見せた7hだがYutaponのアルティメットによってDFMがカウンターに成功。体力を削られTOPとBOTからスーパーミニオンに攻め込まれ成す術無い7hは、33分にネクサスを明け渡した。

やはり常にDFMが先手をとりつづけていたことが勝利を引き寄せた。7hは後手にまわされてRokeniaやCornの火力を活かせなかったことが敗因だっただろう。チーム戦を考えたとき、グループアップ、集団戦の立ち回り、コールのタイミングといったチームワークでDFMが上回っていた。

 

再び、頂きへ

Round10でRampageに敗北し、2位へと転落したDetonatioN FocusMe。7th heavenの勢いに飲み込まれてしまうかと思われたが、わずか数日でしっかりと調整し完成した隙のないチームへ成長を遂げた。

これからDFMは優勝トロフィーを飾る棚を用意して、負けることの許されない戦いへ挑む。

さあ、宿敵Rampageが待ち構えているファイナルの舞台へ!