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IWCQ六日目、RPGに訪れた変化

2016/08/31, 14:43 - BY RIOT GAMES

IWCQ

IWCQ六日目、RPGに訪れた変化

プレーオフ進出は逃したものの、最終日も全力

世界の壁は思った以上に高く立ちふさがっているようだ。戦略を練り、個々の技量を磨き、ようやくIWCQへの切符を手にしたRPGだったが、プレーオフ進出に手をかけることなく終わってしまった。しかしハイレベルなチームとの戦いがRPGにもたらした変化は思いもよらないものだった。

RPGといえば序盤の安定感。戦闘よりもファームを優先して状況を整え、中盤から加速して勝つというのが彼らに持つイメージだ。しかし試合展開のはやい世界のチームを前に、その戦略を維持することは難しい。5日目のLYNとの戦いではそれが如実に表れ、後手にまわるうちに敗北してしまった。

それを反省してか、この最終戦でRPGは激しい攻撃性を見せた。次々に揺さぶりをかけ、隙ができたところですかさずオブジェクトを奪う。敵が一手間に合わなければ、すぐさま戦闘をしかけてキルをもぎとる。押して押す、強引な試合展開の果てにRPGは有終の美を飾った。

攻撃偏重のチーム構成

CHFはピールもイニシエートもできるグラガスとリサンドラをピックし、ルシアンで火力を出していく構成を選んだ。さらにルシアンの隣にブランドを置き、火力不足に陥りがちなリサンドラを補いつつ強力なレーニング能力でドミネイトを狙う。

対するRPGはグレイブス、ルブランとバーストダメージの高いチャンピオンを並べ、シヴィアのアルティメットでイニシエートを行う。チーム全体として妨害効果が薄いが、少数戦を引き起こし一瞬で敵を倒しきって人数差を作ってしまおうという戦略だ。

CHFはピックの狙い通り、まずはBOTレーンをドミネイトしにかかる。

Meron(シヴィア)とDara(ブラウム)はEGym(ブランド)のスキルを使ったプッシュとハラスに苦しめられる。しかしブランドは機動力がないため、そこをついてTussle(グレイブス)が真っ先にBOTへギャンクしいきなりファーストブラッド獲得。有利をとらせて隙をつくり、そこをついたプレイだ。

続いてRokiがレベル6になったタイミングでTOPに走る。エコーを使うPazはSwip3eR(イレリア)に厳しいレーニングを強いられていたが、ここもまた有利をとっているところにギャンクを仕掛けることで隙をつく形だ。無事にSwip3eRをキルしたところでSpookz(グラガス)が現れRokiを倒されたものの、敵をTOPに集めたことでBOTサイドの視界を支配しRPGが展開をコントロールしていく。

対するCHFは少数戦において強力に機能するブランドのアルティメットを活かし、BOTから試合のコントロールを取り返そうと画策する。

9分にはSpookzとSwiffer(リサンドラ)を送り込み、タワーダイブを仕掛けて2キル獲得。しかしRPGはこの展開も読んでいた。あらかじめBOTの茂みにワードを刺し、Pazがテレポートできる場所を確保。さらにRokiがMIDから動き、CHFは囲い込まれてしまう!気が付けばRPGが4キル獲得、相手の攻めをいなして逆にキルを稼ぐ。

ところでこの試合、得意のルブランを使っているRokiはテレポートを持っていた。確かに対面はキルし辛いリサンドラではあるが、その狙いはいったいなんだったのか。それが分かるのがCHFにとって痛恨のシーンとなる12分だ。まずRPGはTOPサイドにギャンクを仕掛ける。テレポートのないPazに対してSwip3eRはテレポートを保持していたため、真っ先に倒してしまおうという狙いだ。そしてそれは成功し、PazのダイブからTusslejのバーストダメージによって見事1キル獲得。

そうなれば、CHFは当然BOTを狙う。

敵のジャングラーはTOP、BOTにはダメージの出るルシアンとブランド。TOPの1キルの代わりにBOTで1キルをとって交換に持ち込もうと考えるのは自然な流れだ。そしてその狙いを成功させようと仕掛けた直後、RokiがテレポートでBOTへ飛んでいく。Daraはデスしながらもギリギリまであがき、体力の減った敵をやってきたRokiがおいしく回収!トリプルキルを達成し、気が付けばグローバルゴールドの差を4000近くあけてRPGが有利に。

そしてそこから、マップ全体に散らばって各所で戦闘を起こし続ける。敵がTOPに向かえばBOTで、BOTに現れればMIDで。人数差ができている場所を狙ってTussleとRokiを中心にキルをとり、RPGの戦い方を知る者からすれば考えられない試合展開だ。今までなら下がっているような場面でも貪欲に敵を倒しに向かい、逆に倒されてもその姿勢を変えることなく前のめりに試合を動かす。

結局、40分にわたる試合の中でバロンを3回獲得し、キルは全部で35回。ほぼ1分に1回キルを起こしながら戦いを進めたRPGは、IWCQ最後の戦いで大きな変化を見せて勝利を手にした。
 

なにがRPGを変えた?

IWCQ最終日、最後の最後で今までにない姿を見せてくれたRPG。彼らに訪れた変化はあまりにも突然で激しく、あれよあれよという間に試合が終わってしまった。なぜこんなにも急にスタイルが変わったのだろうか。

「それぞれが得意なチャンプをピックできたことが勝因。今日はルブランで絶対に勝つと決めていた」

試合後のインタビューでRokiはそう答えた。最後だからと固くならず、それぞれが得意なチャンピオンをのびのびとプレイしていたようだ。これまでチームのスタイルを守りそれを磨いてきたRPGだが、それだけでは対応しきれない敵が世界にはわんさかいる。新たな舞台を経験したことで新しい形を模索し始めたのかもしれない。

IWCQ、惜しくもプレーオフには参加できなかったものの、RPGは短い期間で様々な一面を見せてくれた。特にこの最後の試合は今までの殻を打ち破り、次なる進化を期待させてくれる面白い試合だった。この結果を受けて、RPGはどう変わるのだろうか。来年のLJLには波瀾が訪れそうだ。

IWCQ 6日目の全試合結果