ONにすることにより試合結果を表示することができます。

LJL CS 2016 Summer Split Round7&8 ―首位争いの行方―

2016/07/23, 08:05 - BY RIOT GAMES

LJL CS 2016 Summer Split Round7&8 ―首位争いの行方―

上位チームの熾烈な競り合い

先週の結果では5勝でODが1位に躍り出て、そのすぐ後ろに4勝のKNGとRJが並ぶ形になった。さらにその背を今季から参加してきたDNRが3勝で追いかける展開だ。入れ替え戦への切符を手にするのは上位2チームだが、この4チームが有力候補となっている。8月、夏本番に向けてますます激化するLJLCS2016だが、今週はどんな戦いが繰り広げられたのかお届けしよう。

LJL CS 2016 Summer Split R7M1 7th heaven X vs KINGDOM

7hXとKNGはウェーブクリアの得意なMidレーナーをピックしていた。スワップでゲーム展開は早くなっていたものの、中盤はにらみ合いが続きキルをとらなければオブジェクトがとれない状況に。どう仕掛けるのか、互いにそれを考え始めた段階で試合を動かしたのがNaeMisaだ。

NaeMisaがピックしたのはアッシュ。その強力なアルティメットで注目されているADCだ。彼が最初に膠着状態を打ち破ったのは18分、Midタワー前でにらみ合いをしていたKNGのNinja(ジグス)に対して横からアローを決める!アッシュをアローを警戒していたNinjaはすぐさまクレンズを発動して難を逃れるが、戦闘を仕掛けられてしまったことでDeathadder(ブラウム)がデス。Midのファーストタワーを破壊することはできなかったものの、7hXが有利をつくる。

21分には7hXがドラゴンを獲得し、KNGはカウンターでMidのタワーを狙う。このままではタワーを奪われてしまうというシーンだったが、NaeMisaのアルティメットが再びNinjaにヒット!先ほどクレンズを使ってしまっていたNinjaにReje(エコー)がCCを重ね、7hXがKNGを追い返す。NaeMisaはある程度距離があるにもかかわらずNinjaの動きを予測してアルティメットにとらえ、KNGの狙いを阻み続ける。

そしてラストシーン、38分。Topのインヒビターを奪い、ウェーブクリアの得意なNinjaを倒しさえすればネクサスに手が届くという状況で、Shaorune(ヴィクター)のアルティメットがNinjaに炸裂!そしてほんの少しだけ体力の残ったNinjaをNaeMisaが見事にスナイプ!これまで全敗だった7hXがランキング上位のKINGDOMに意地を見せつけた。

LJL CS 2016 Summer Split R7M2 OVERDRIVE vs Cyclone

LoLの世界に最近やってきたタリヤは、特徴的なアルティメットや敵を好きな方向に弾き飛ばせるスキルによって注目されている。マップや敵の位置を変えてしまうスキルは扱いが難しく、難易度が高いだけにハマれば一気に状況を変えうるチャンピオンだ。Claireはそんな彼女を使って、見事に試合をキャリーしてみせてくれた。

Claireの判断の速さとスキルショットの正確さがよく分かるのが、開始4分のシーンだ。カウンタージャングルを仕掛けてきたBomero(ニダリー)が離脱しようとしたところを、フラッシュインからとらえきってキルまで繋げる!Bomeroの持っていたバフを両方奪い取って、余裕のレーニングで有利をつくる。

面白いのは11分や18分、タワーや中立モンスターなど、とりたいオブジェクトの手前にアルティメットで壁をつくることで、プレッシャーをかけ敵を追い出している。タリヤのアルティメットはレンジも非常に長いため、Claireがレーンから消えるたびCLは警戒せざるを得ない。

さらにバロン前のにらみ合いでタイヤのアルティメットが活躍し続ける。25分には自陣ジャングルに下がろうとしたCLに対し、その退路を断つような形で見事なアルティメットを決める。味方と分断されてしまったCLはなんとか返そうと奮闘するものの、3キルとMidのセカンドタワーを奪われる結果に。

さらに27分のバロン前の集団戦では、maiTnT(ヴィクター)の前に壁をつくって戦線から遠ざけることで、4v5の状態でも逆に1キルを獲得!そして試合を決定づけるのが32分、バロンを奪われれば覆しがたい差が生まれることを理解しているCLがエンゲージしようとするところを、Claireがアルティメットで分断し時間を稼ぐ!退却するCLに追撃が決まり、次々にキルをとりながら試合を終わらせたのはODとなった。

ODの戦略の優れた点は、タリヤのアルティメットをエンゲージではなくオブジェクトから敵を引きはがし、時間をかせぐために使っていた点だ。さらにMisty(ナー)にひたすらサイドをプッシュさせ、4v5の不利を壁で分断することによって埋める。CLはMistyを止めに向かえば反対側でオブジェクトを奪われ、集団戦を仕掛けようとすればタリヤに邪魔されるという状況だった。タリヤというチャンピオンの可能性を見せてくれたClaireに称賛を送ろう。

LJL CS 2016 Summer Split R8M1 Rascal Jester vs DetnatioN Rising

ラストバトルはRJ対DNRだ。新生RJの大目玉といえばNapであり、実況をして「タガが外れた暴走列車」と言わしめたRound4での活躍は記憶に新しいだろう。選手たちもそれを気にかけているのか、試合序盤はNapを中心に動くことになった。度重なるギャンク、そしてソロキル。誰もが「Napを止めなければ」と彼に注目した。しかしSpring Splitで幾度となくRJの窮地を救ったHW4NGの存在を忘れたことが、中盤以降DNRを苦しめることになる。

先ほど言った通り、序盤はNap(オラフ)を中心に試合が動いた。どちらのチームのJunglerもTopにフォーカスしキルの奪い合いを起こす。しかしNapに2キルがわたってしまった時点でstride(トランドル)は厳しい戦いを強いられ、9分にはついにソロキルされてしまう。一度有利がわたってしまったが最後、このマッチアップはNapの独壇場に。

ここでDNRの意識は、HW4NG(カシオペア)という脅威からそれてしまった。15分にはそこをついたHW4NGがAtyamomo(グラガス)と共にジャングル内の茂みに潜み、ワードを置きに来たKuu(カルマ)を倒す。さらに16分にはMIDの横の茂みに潜んだHW4NGが視界外からアルティメットを決め、Gariaru(オレリオン・ソル)をソロキル!ちなみにその数秒後にはNapもBotでソロキルを決め、いよいよDNRは苦しい状況に。

もうひとつHW4NGの素晴らしいプレイを挙げるなら、24分にTOPで再びソロキルを生み出したシーンだろう。この場面では壁の向こうからGariaruにアルティメットを決めたのだが、茂みや壁を利用して視界外から「石化の魔眼」で敵をとらえるプレイは彼の視界に対する敏感さが表れている。

さらに27分、バロンを始めたRJに対してDNRが仕掛けた集団戦では1人で裏に入りこみ、集団戦の中で浮いたDominion(グレイブス)に1v1を仕掛けて倒し、その後HW4NGを止めにきたGariaruを倒し、一瞬の隙をついてKuuをとらえて倒し、八面六臂の大活躍だ。この集団戦からバロンを奪われてしまい、RJの勝利となった。

そして余談だが、20分のNapの動きはぜひとも見てほしい。3v1でも関係なくBOTのセカンドタワーまでラインを上げ、自分が狙われていると見るや「ラグナロク」を発動してCCもなにもかも無視して敵の森を駆け抜ける。1人でstriderとGariaruのアルティメットを両方受けて走り去る様に「バーバリアン」「アイシールド」と実況に比喩されていた。

順位変わらず、入れ替え戦への切符は上位3チームが争う形に


今週はODが連勝し、2位との差をさらに広げる結果に。KNGとRJは1勝1敗で今週も並び、なんとか相手に差をつけて2位に食い込みたい状況だ。そしてここまで全敗だった7hXがついに1勝を手にした。少しずつだが着実に歩みを進め、チームとして完成度を高めてきているようだ。来週はいよいよ最終戦、入れ替え戦へ挑むチームが決まる戦いだ。RJがLJLへ返り咲くチャンスを手にするのか、ODとKNGは初シーズン初勝利でLJLへ挑むのか、展開に期待だ。