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どんな〇〇になりたい?

2017/03/06, 18:00 - BY RIOT GAMES

CS

どんな〇〇になりたい?

あなたには「こうなりたい」という自分の姿はあるだろうか。頭がよくなりたい、逞しくなりたい、美しくなりたい、お金を稼げるようになりたい。人間はなにかしら自分がなりたい姿を持っていることが多い。

それはプロともなればなおさらだ。自分より強いあの選手のようになりたい。分野は違うけど活躍してるあの人のようになりたい。具体的な人はいないけどこんなプレイヤーになりたい。なにかしらビジョンを持って練習に励んでいることだろう。

今週はインタビューに登場してくれた選手たちに、今後のビジョンについて聞いてみた。LJLを目指す彼らは、どんな気持ちを持って戦っているのだろうか。

 

Crest Gamingよりhetakyun選手(Support)

CGは初日の戦いでゼドとシェンという忍者コンビをピックし、試合に勝利した。「これからもゼドを使っていきたい」と言っていたAlps選手の言葉通り、3週目の今回もそのセットアップが用いられたのだが、さらにそれに加えてコグ=マウという今競技シーンではあまり見られないチャンピオンもこの試合ではピックされた。その狙いはどのようなものだったのだろうか。

――本日の試合、勝利おめでとうございます。さっそくですが、なぜコグ=マウをピックされたんでしょう?

「DNRはわりとレイトゲームになっていることが多かったので、終盤まで試合がもつれ込むなら十分キャリーできるだろうということでピックしました。Alpsくんはゼドにすごく自信を持ってるので、彼にスプリットさせて俺たちは4v4しようって流れでしたね」

――このシーズン、なかなかコグ=マウのSupportをする機会はないと思うんですけど、カルマで練習してきたんですか?

「いやー、maiが忙しくてなかなか自由な時間をとれないので、2人でこれを練習してって感じではなかったですね。彼いまラーメン屋やってるみたいなんで、今日も試合終わって仕事に戻っていきました(笑) 練習にこれるタイミングが少ないので、方針はチームみんなで話し合って決めています。Botについてはmaiが経験豊富なので、彼主導でプレイしていますね」

――もともとSupportメインだったんですか? 好きなチャンピオンがSupportだった、とか。

「自分はもともとJunglerをしていたんですけど、Diamond1までたどり着いて満足したというか、他のロールやりたいなーって思ってSupportをやるようになりました。好きなチャンピオンはバードですね! 今はちょっと活躍するのが難しくて、ピックできないんですけど……それからメタ外のチャンピオンも練習してたりします」

ニヤリと意味深な笑顔を浮かべるhetakyun選手。その雰囲気はまるで策士だ。

――LJLCSに参加するようになって、ゲームへの意識はかわりましたか?

「そうですね、ノーマルゲームとかぜんっぜんしなくなりました。LoLをするときはとにかく練習って感じで、前遊んでた人たちともあんまり遊ばなくなって……試合に勝つって目的ができたぶん、そっちに力を割くようになった感じです。キャリーできるSupportになりたいですし」

――hetakyun選手はいったいどんなSupportを目指してらっしゃるんでしょうか?

「自分はどんどんイニシエートしていって、ゲームメイクできるSupportになりたいです。今はADCが仕掛けることが多くてあんまりメタじゃないんですけど、ゆくゆくは(笑) LJLだとEnty選手がうまいなって思ってて、以前も戦ったことあるんですけどその時負けちゃったんですよね。次は勝ちたいです」

――なるほど、LJLの舞台にあがって再戦できるといいですね。LJLにあがれたら、仕事をやめてLoLだけでやっていきたいと考えていますか?

「う~ん……やっぱり仕事しながらだとゲームに使える時間も少ないですし、そうしたいですね。ゲームだけでやっていくってことに対して不安はあるんですけど、LoLにもっと時間を使えるようになればまだまだレベルアップできるなという実感もあるんです。だからLJLにあがって、プロになりたいです」

将来への不安を覗かせつつも、プロになりたいと言い切ったhetakyun選手。上を目指そうという気概はすでにプロのそれと遜色ない。CGは現在のところ4勝2敗で2位。同率でODが並んでいるが、なんとか差をつけることができれば入れ替え戦に挑むことができる。彼らのこれからに期待だ。

 

Over Driveよりcogcog選手(Top)

cogcog選手といえば、Rascal JesterやBlack Eyeに参加しLJLで数多くの活躍を見せてくれたプレイヤーだ。それだけになぜいまCSでプレイしているのか、CSの選手たちはLJL経験者から見てどうなのかなど、少し違った視点からのコメントをもらえた。

――まずなんですが、なぜLJLCSに参加されることになったんですか?

「実はそんな特別な経緯とかなくてですね、Black Eyeを抜けてこれからどうしようかなって思ってた時に、一番最初に声かけてくれたのがODだったのでそのまま入ることにしました(笑)」

――ズバリ伺うんですが、CSのチームやプレイヤーってLJL経験者から見てどうなんでしょうか?

「ゲームについての知識だったりハンドスキルだったり、LJLを戦ってきた人に比べれば明らかに劣ってるなって印象です。ただ意外だったのは、実際に戦ってみて『この人LJLに出てもやっていけそうだな』ってくらい強い選手もいたことです。HEXのPan選手とか、DNRのBCAN選手とか、まだかなわないなって思うところも多々あります」

――Aries選手に以前インタビューしたときに『cogcogさんはゲームのことになると怖い!』っておっしゃってたんですが、実際ゲーム中はどうなんですか?

「怖くはないですよ! ただ思ってることはちゃんと言おうかなって。言われたら傷つくようなことでも、チームとして強くなる上で言わなきゃいけないことってあると思うんですよね。黙ってたら他の人も言わないので、そういうのは伝えていこうって意識してます」

ゲーム内では強気なプレイのcogcog選手だが、実際話してみると常に笑顔で物腰柔らかな印象だ。Aries選手が怖いと言っている一面も見てみたいものである。

――話はゲームにうつりますが、LJLCSにしかないものって感じたりします?

「やっぱりLJLでは見ないようなピックが多いですね。だから毎週、なにがピックされるんだろうってちょっと楽しみなところはあります。

――今回はODもニダリーをJunglerにピックしてましたが、これはもともとやろうと考えていらっしゃったんですか?

「1週間くらい前から練習を始めて、いけそうだったのでTopでジェイスがとれたらやろうって話していました。まぁ、今回Ariesくんは青バフにレベル2で帰らされてましたけど……(苦笑) 今はイニシエートがキツい環境ですが、自分がジェイスをとれたらTopレーンは絶対に勝てる、相手のタンクは抑えれるって確信があったのでジェイスとれて『よっしゃ!』って感じでした」

――ま、まぁ、Aries選手も活躍してるときは活躍してる……んです、よね? ODの他の選手に対する印象はどうでしょうか?

「どうなんですかねぇ……(苦笑) ただ、これからに一番期待してるプレイヤーでもあります。DorothyさんはMidにうつったばかりで知識は足りないんですけど、積極的にコミュニケーションをとってくれるんでこれから育っていけば雰囲気的な意味でもチームをキャリーしてくれる存在になりそうだなって感じです。Neatは良くも悪くも安定してて、派手なプレイはない代わりにレーニングとか堅実にこなしてくれる感じですね。1onzは僕も頭があがらないくらい知識とかメカニクスがすごくて、ゲームのこととかもいろいろ教えてくれて、すごく頼りになる存在です」

――cogcog選手自身は、これからどんなプレイヤーになっていきたいですか?

「やっぱり試合を動かしていける、キャリーしていけるTopレーナーになりたいです。Huniのランブルとかアルティメットひとつで集団戦を変えたりするので、そういうのに憧れますね」

――なるほど、ありがとうございました。

「ありがとうございました。長い間活動してますけど、しゃべりは上達しないので、LoLともども上達したいですね」

積極的に冗談を飛ばしてくれるcogcog選手、これで21歳だというのだから頭があがらない。ゲームに対する強気な姿勢やチームメイトに向ける暖かな眼差しなど、そのかっこよさに惚れた!

 

RPG-KNGDOMよりLate選手(Support)

Late選手は髭の素敵なナイスガイだ。LoL歴はもう6年にもなり、KNGにも1年間所属している息の長いプレイヤーである。好きなチャンピオンはブラウム、イラオイ、ガングプランク、バード、スレッシュといかついキャラクターばかりだった。

――LJLCSに参加しようと思ったきっかけはどのようなものだったんですか?

「一番大きな理由は、『韓国サーバーでやってみたい』です。不正に韓国サーバーでやることもできますけど、正規のルートで韓国サーバーにいって、チャレンジャーになりたい。そう思ったのがきっかけです。実力を磨いてどんどん強くなっていきたいと思っています」

――それはSupportで強くなっていきたいんでしょうか?

「どこのロールで強くなりたいというよりは、LoL自体がうまくなりたいです。LJLでいうとRokenia選手とかすごい目標のひとつです。どこでもいけるし、どこでもうまいって、やっぱり自分の理想の姿です」

――逆に今はなぜSupportをやっているんですか?

「自分はもともとADCがメインだったんですけど、ADCよりSupportとかJungleのほうがコールできるしマップも見れるじゃないですか。ちょっと前まではDoubleLift(NAのプロADCプレイヤー)にすごく憧れてました。ADCだけどコールできるってすごいじゃないですか! でも自分の実力的にそれは今無理だなって感じてたので、チームとしてコミュニケーションとりやすいところを考えた時に、Supportってロールがぴったりだなと」

――チームとのコミュニケーションを大切にしていると。

「そうですね。ただ今はTopとMidに韓国からのプレイヤーがきて、言語の壁があったりして前よりはうまくいってないなと。今後の課題ですね(笑)」

ストイックに自分の強さを追い求めつつ、チームメイトに対する思いやりや優しさを垣間見せるLate選手。KNGを下から支える大黒柱のような存在を思わせる。

――今日の試合ではジェイス、ニダリー、バルスとすごいポーク構成でしたが、その中でアリスターをピックされたのはなぜですか?

「アリスターってディスエンゲージもできるし、エンゲージもわかりやすいじゃないですか。先週のインタビューでも言ってましたけど、イニシエートのために使うアルティメットをIceflowerがまだ苦手としているので、今回はわかりやすいアリスターを使おうかなと」

――チームとして、またLate選手個人として目指しているのはどんなことでしょう?

「今のメタってローテーションやイニシエートが凄い重要なんですけど、そこがまだうまくいっていなくてLJLCSでも勝てていないのかなと。なのでチームとしては、コミュニケーションをしっかりとってメタに追いつけるようになることですね。自分の目標としては、メイジサポートが苦手なので今とにかく練習してて、だいぶ使えるようにはなってきたんですけどそれをしながらのコールやコミュニケーションがまだ難しいんです。だからそこを強化していきたいなと」

――これまで割と負けが込んでいる中で、今日はかなりいい形で試合を勝利までもっていけていました。今日でちょうど折り返しですが、チームとしての方向性は見えてきましたか。

「見えてきた、とは思います。やっぱり自分の思いとしては今のメタに沿いたいっていうのが強くあって、今回はアリスターっていうわかりやすいCCを持っているチャンピオンだから勝てただけとも感じるんですね。でもアリスターはちょっとメタから外れていますし、エンゲージが分かりづらいメイジサポートでもチームとしてしっかりコミュニケーションをとって成功させていきたい。だから今後はそういうところを強化していければなと考えています。今日のゲームでチームメイトがしたいことを汲み取ってゲームに反映させられればもっと戦えるようになるんじゃないかということが分かったので、今後の方向性としてはそういうところかなと」

とにかくストイックで、チームへの思いやりを忘れないLate選手。それは自分の中の「かくありたい」というビジョンが明確だからだろう。現在のところランキング下位に落ち込んでいるKNGではあるが、折り返しでビジョンが見えてきたということでこれからの活躍に期待したい。

 

明らかになりつつあるランキング、入れ替え戦に挑むのは誰だ

Round6を迎えたことで、LJLCSは折り返しに入った。DNRが5勝1敗で首位を走り、その後ろを同率2位でCGとODが追う形だ。

特にCGはDNRの戦いが長期戦になりがちなところをついてコグ=マウというピックを行うなど、戦略の幅広さを見せて勝利した。これまで無敗だったDNRに勝利したという意味でも、大きな転換期になる可能性が高い。

LJLCSの傾向として、「思惑を押し付けたほうが勝つ」というのが挙げられる。メタから多少外れていても、自分たちがうまく扱えるチャンピオンをピックしたり特定の戦略を狙って行っているチームが勝つことが多い。

コグ=マウやニダリーなど面白いピックが出た先週に続き、今週はどんなピックが行われるのか楽しみだ。

 

ライター:霞