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Jaeger&Recruit登場「eyesさんはパパ、Revolさんはママ」

2019/01/30, 17:00 - BY RIOT GAMES

Jaeger&Recruit登場「eyesさんはパパ、Revolさんはママ」

ついに始まったLJL2019 SpringSplit!

今回は新たなキャスターとして参入した、JaegerさんとRecruitさんにお話を聞いてきました。

なんとこのお二人、22歳という若さにしてすでにキャスター歴が2年越え! これまでは学生キャスターとしてLogicoolG Cupなどで実況解説をされていたため、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

どちらもシーズン3からLoLを始めたそうです。シーズン3といえば6年前、高校生のころからLoLをしていたんですね。

先日、1月19日の開幕戦では、たくさんの観客を前にした大舞台にもかかわらず落ち着いた実況解説っぷりを披露してくれました。

今回はキャスターの舞台裏や、先輩キャスターであるeyesさんとRevolさんとの関係について聞いてきました。

 

実況&解説、それぞれのワケ

――本日は快くインタビューに応じてくださりありがとうございます。あらためて、LJLキャスターへのご就任おめでとうございます。

Jaeger&Recruit「ありがとうございます(笑)」

 

――さっそくですが、お二人はなぜキャスターを目指そうと思ったんですか?

Jaeger「僕はLoLがうまくなりたくていろいろ調べていたときに、日本にもLJLというプロリーグがあることを知って、それで見始めたんですよね。そしたら面白くて、もともとスポーツ観戦が好きだったこともあってeSportsの世界自体に興味が湧いてきちゃった。そんなときに"Japan Collegiate League(通称JCL)"で実況を募集してるのを見かけて、いい機会だなと思って応募したのがキャスターを始めたきっかけですね。それに実際にやってみて、『これほんとに面白い!』って感じたのが大きかったです」

Recruit「自分にとって決定的だったのは、2015年のLJLですね。Mueki選手がジンクスを使ってペンタキルをして、eyesさんが叫んだシーンを今でも覚えています(当時の動画)。それにあんまりプロシーンではピックされないブリッツクランクを使ったEnty選手が、フラッシュインからYutapon選手をグラブしてたり。プロってこんなにすごいんだって思いながら試合を見ていくうちに、自分もこういうのを伝えられたらなって思いが芽生え始めて。だけどやろうと思ってすぐできるものでもないんで、実は1年か2年くらい一人で練習していました」

 

――ではなぜそれぞれ、実況と解説を選ばれたんですか?

Jarger「自分は『解説難しそうだし、実況のほうが簡単そう』と思って実況を選んだんですけど……まぁ始めてみたらまったくそんなことなかったですね(笑)」

Recruit「僕はよく友だちと試合を見てて、海外の試合って言語が違うし、なにが起きてるのか伝わってないことが多くてもどかしかったんです。こんなにいいプレイがあるのに、どうして伝わらないんだーって。それを伝えたくて解説をするようになりました。あとはRevolさんが好きだからですね、理由の半分はこっちです!」

 

――なるほど、愛ですね(笑)。Jaegerさんは実況が思ったより難しかったとおっしゃっていましたが、どんなところが難しいんでしょうか。

Jaeger「LoLって5対5なので、一瞬で起きてることの情報量がすごいんです。全部伝えることは無理だしわかりづらくなるので、そこの取捨選択がほんっとうに難しいです。特に集団戦が難しくて、いろんな実況の動画を探して、どんなところにフォーカスしてるのか切り取ってゆっくり見て、それでちょっとずつ勉強しました。あとはもう経験ですね、やってるうちに少しずつ慣れていくというか。今ではちょっとはマシになったんじゃないかなって思ってます」

 

――集団戦はやっぱり、キャリーの動きに集中することになるんですか?

Jarger「それもありますけど、試合によって誰がキーマンかっていうのはかなり違います。あとLoLはメンタルゲームって言われることもあって、その試合の精神的な柱になってるプレイヤーが重要だったり。そういう目に見えないところまで考えてフォーカスする場所を決められたらいいなと思ってるんですが、まだまだ練習の日々です」


 

先輩キャスターというより、もはや両親

――では続いて、長年キャスターを務められているeyesさんとRevolさんについて、お二人の抱いている気持ちをお聞かせください。

Jaeger「ちょっとRecruitさん、先いきます? さっきRevolさんが好きだって言われてたんで(笑)」

Recruit「そりゃもう神ですよ。隣に自分が立っているのが不思議なくらいです。ずっとLJLを引っ張ってきたレジェンドの二人ですし、僕はもうRevolさんを見てずっと育ってきたので。打ちあわせの時や裏で、チームや選手について話せることもあるんですけど、ずっと画面の向こうに見ていた人が横にいるのが信じられないです」

 

――大先輩と考えると、なかなか距離を縮めづらいところがあるんですかね。Jaegerさんはいかがですか。

Jaeger「いやぁ~、どうでしょう。僕はもうただ一言『憧れ』ですね。実況をやっていこうと考えたとき、やっぱり目指すところはeyesさんでしたし、今まで参考にしながらやってきたので。実はeyesさんには以前から相談にのってもらったりしていて、LeagueUのほうで実況解説ブートキャンプというのがあったんですが、そのときから面倒をみていただいていたんです。『相談があるんですけども』って声をかければ快く応じてくださって。月並みなんですけど、eyesさんがいなかったら今の自分はいないですね」

Recruit「話しながらいろいろと思い出してたんですけど、二人のことをどう思うかっていうのが、なんだかまとまってきた気がしました。なんていうかお父さんとお母さんかなって」

 

――ちなみにどっちが母なんでしょう。

Recruit「Revolさんですね(笑)」

 

――やっぱり(笑)

Recruit「eyesさんはお父さんで、ときに厳しく、ときに背中で語り、導いてくれるっていう。そしてRevolさんからはたくさんの知識をいただきましたし、見守ってくれてるって優しさを感じます」

Jaeger「その話で言えば、先日の開幕戦で初めてRevolさんといっしょにやらせていただいたんですけど、なんていうかすごい頼り甲斐があるっていうか、横に座っていてくれるだけで安心する……まさにお母さんって感じでした」

 

――お二人の包容力にはすさまじいものがありますよね。

Jaeger&Recruit「はい!」

 

――ちなみにお二人はお互いをどんな風に思っているんですか?

Jaeger「Recruitさんはけっこう学者タイプなのかなって思います。客観視しても解説者って感じですね」

Recruit「本人を目の前に言うのって恥ずかしいですね。Jaegerさんはすごく努力家だなって思います。最初のころ自分の色を出したかったらしくて、ノートを見せてもらったら全チャンピオンのスキル名がバァーッて書いてあって驚きました。昔は全スキル名を言っていく勢いで、たまにはそれもやってくれたら嬉しいなって」

Jaeger「また難しいことを……」


 

開幕戦を終えて

――先日の開幕戦でLJLキャスターとしてのお仕事をされたお二人ですが、初めての舞台はいかがでしたか。

Jaeger「一番驚いたのは、試合が始まってもずっと緊張していたことですね。というのも、試合が始まったら内容に集中するので、今までは次第に緊張がとけていたんです。でもLJLでは試合が始まってもまったくそんなことなくて、ずっと緊張しっぱなしで、これがLJLなのかと感じました。何回頭が真っ白になったかわからないです」

Recruit「僕も何もでてきませんでしたね……。割とあがり症なんですが、今まではJaegerくんと同じで試合が始まったら緊張がとけていました。でもLJLっていう、いうなれば夢の舞台に立って初めてキャストするってなって、ほんとに頭が真っ白になってしまって二試合ともなにもうまく喋れなかったです。ほんとに悔しいっていうのが第一にあります」

 

――舞台に立つ瞬間って真っ白になってしまうことがありますよね。そうならないためにお二人はこれからなにが必要だと感じていますか?

Jaeger「やっぱり自信だと思います。LJLという憧れの舞台に気後れしてしまって、これで大丈夫かなって不安に思っていたところがあったので。もっとしっかり準備してそこを改善していきたいです」

Recruit「僕は心構えが足りなかったです。学生大会はいろんな人が守ってくれてる大会ですし、今までは学生キャスターという身分にも守られていました。でもLJLはそうじゃない。プレイヤーも自分もプロで、一人の大人として立たないといけない。周りの方は初回だから緊張も仕方ないよって言ってくれます。でも僕たちは二年間、大会などで実況解説をやってきたという実績があってから舞台にたっているので、それは言い訳にならないんです。甘い気持ちでやってきた自分の性根を痛烈に感じて、悔しい思いでいっぱいです」


 

パパとママに見守られ、キャスターブラザーズの躍進をご覧あれ

新キャスターの二人はもともと一緒に実況解説をしていたこともあり、仲がよさそうな雰囲気でした。

受け答えの端々からは「どうやったらもっと伝わりやすいだろうか」「楽しんでもらえるだろうか」と考えていることが伝わってきて、彼らのキャストがどう変化していくのかこれから楽しみです。

eyesさんとRevolさんを父と母とするなら、二人は年の近い兄弟のような様子でした。真面目で学者肌の兄であるRecruitさんと、明るくて一生懸命な弟のJaegerさん。

家族仲も良好なようですし、これからグングン成長していってくれること間違いなしです。

 

――お二人がLJLという舞台に対して真摯に向き合っていることが伝わってきて、一視聴者として嬉しくなる言葉をたくさんいただけました。最後に、お二人の新年の抱負を伺ってもいいでしょうか。

Jaeger「新しい実況解説もいいねって言われるように、精一杯努力していきたいと思います」

Recruit「みなさんに『試合を楽しんでもらう』ってことを大事にしたいので、ひとつ落ち着きを取り戻して、ゆっくりとみなさんに楽しんでもらえる解説になります」

 

 

ライター:霞