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―LJL CS 2018 Summer Split 中間報告書―

2018/08/08, 19:00 - BY RIOT GAMES

CS

―LJL CS 2018 Summer Split 中間報告書―

今年は日本各地で台風が猛威をふるっていますが、LJL CSでもBowQen Blackbucksという台風が大暴れしています。その戦績は常勝無敗、すでに入れ替え戦への出場を決めました。

今回も順位ごとにチームの戦況や試合スタイルを挙げているので、LJL CSの現状を知るためにもご一読ください。


 

BowQen Blackbucks

LJL CSに出場するチームは1部リーグに比べると、練習の機会に恵まれていません。そのため、戦いながら自分たちの在り方を模索している場合が多く、リーグ中に「無敗」を貫く姿はめったに見られません。しかしどうしたことか、BowQen Blackbucks(以下BQB)はここまで敗北を味わうことなく勝ち進んでいます。彼らはすでに1位での通過を確定させ、入れ替え戦への挑戦権を獲得した模様です。

恐るべきはJunglerのBabyでしょう。彼の盤面への理解は非常に深く、敵のJunglerの動きの予測と、それに対するカウンターを常に用意しています。そして一度優位を握ったが最後、敵ジャングル内でゲリラ戦を仕掛け支配圏を広げていくのです。

警戒すべきはもう一人、MidのHollisです。以前もLJL CSに参加し活躍していた彼ですが、磨き上げた技術を手にして再び表舞台に帰ってきました。特にWeek4の試合の42分で見せたアジールの活躍はすさまじく、お手本のようなインセク(敵の裏をとり、アルティメットで味方の方に弾き飛ばすプレイ)に沸いた観客も多かったはずです。彼のプレイがなければBQBは決め手を欠いたままだったでしょう。

BQBは日本のチームには珍しく、素早く試合をたたむことを得意としています。中盤からの力強い試合運びは一部リーグを相手にするときも武器となるはずです。彼らが入れ替え戦でどのような戦いを見せるのか、非常に楽しみです。


 

Rascal Jester

日本のリーグを語る上で外せないのがこのチームです。LJLが公式リーグとなる前から戦い続けていたRascal Jester(以下RJ)は、BQBにこそ2連敗したものの他の試合は全勝しています。

中でも大きな存在はTopのAlleycatでしょうか。ドクタームンドを使って強引に道を切り開き、チームに勝利をもたらしているシーンが印象的です。どのチームのTopレーナーよりも安定感があり、チームを支える屋台骨となっています。

さらにDPM(Damage Per Minuteの略)2位をとっているNoAの堅実な働きも見逃せません。SupportをつとめるYukiとの相性は抜群で、通常のADCだけでなく、最近Botに現れるようになったスウェインやハイマーディンガーも問題なく使いこなしています。

最後の試合の見所は、Ironyのプレイスタイルが徐々に変わってきている点です。LJLCSを通して、徐々にアグレッシブな動きを見せるようになっている彼ですが、最後の週はどんな活躍を見せてくれるでしょうか。

彼らはWeek5でのAKIHABARA ENCOUNT(以下AE)との対戦で2位を確保できるか決まりますが、2戦とも勝たなければならないAEに対して1勝すればいいRJは優位に立っていると言えるでしょう。LJLに返り咲くチャンスを得ることはできるでしょうか。



 

AKIHABARA ENCOUNT

現在3位のAKIHABARA ENCOUNT(以下AE)ですが、彼らにはまだ2位になれる可能性が残っています。ですがそのためには、Week5でRJを相手に2連勝しなければなりません。

AEはいまひとつ捉えどころのないチームです。幽霊のように輪郭がはっきりとせず、しかし気が付けば背後に迫っている。そんな印象をうけます。

記憶に新しいのは、Week4でBQB相手に逆転勝利を見せようとした試合時間37分からのシーンでしょう。中盤以降、盤面の有利を握られたAEでしたが、彼らはのらりくらりとBQBの攻めをかわし続けて勝機をうかがっていました。

オブジェクトを確保しているものの決め手に欠けるBQBは、焦ってエルダードラゴンに手を出します。しかしAEはそこをついて襲い掛かり、エルダードラゴンをスティールして集団戦での勝利をおさめました。

結局その後、BQBについての項にも記載したHollisの活躍によって試合をもっていかれてしまうわけですが、彼らは無敗のBQBを向こうにまわしても引けを取らないチームであることを証明しました。

RJは最後の週で、厄介な敵を相手どることになるようです。


 

Smash It Down

Smash It Down(以下SID)は強力な大砲を持っているものの、それを活かすチームワークを磨いている段階のようです。彼らの持つ大砲とはZerost、そしてRyanの2人の選手です。

Zerostは日本の競技シーンで長年ADCをつとめてきたプレイヤーであり、ここ一番での活躍には光るものがあります。しかし一方で、活躍できる状況がなければ活躍できないというジレンマも抱えています。彼のために状況を整えるのか、彼自身が状況を作れるように練習を重ねるのか、なにかしらの対策が必要です。

そして次に扱いの難しい大砲がRyanです。彼はWeek3でのスカーナーのように有利なレーンから圧を作っていくプレイも、Week4でのリー・シンのように一人でゲームをメイクしていくプレイも、どちらもできるということを示しています。さらにLJL CSで戦いを重ねるごとに、確実に強くなっています。

Week5ではRyanをどのように使うつもりなのか、SIDの動向が気になります。

レーナーの補佐を行えるチャンピオンをピックさせるのか、キャリー系の自分でダメージを出していくチャンピオンをピックさせるのか、それによって彼らの目指す方向性が分かるでしょう。


 

SunSister ReUnion

SunSister ReUnion(以下SSR)は、自分たちの戦略を決められないまま戦い続けているようです。特にWeek2で見せたADCとSupportのロールの交換は、その印象を深めました。

彼らのSupportであるPolypは、以前はAEでJunglerをつとめていた選手です。ここぞというシーンでのスキルの使い方がうまく、キーとなるアルティメットを適切に用い、チームの勝利に貢献してきました。しかしそれは、チームとして何を狙ってどこで行動を起こすか、という方向性がはっきりしている場合に使える技能です。

SSRは今のところ相手の動きに対応するのが手一杯で後手にまわっていることが多く、それぞれの選手が強みを発揮しきれていないようです。毎週の試合で自分たちの課題を確認し、今後に役立てる必要があるでしょう。

最後の週で彼らが相手にするのは、SIDです。建て直しをはかり、ひとつでも順位を上げてLJLCSを終えることができるのでしょうか。


 

Two-eyed Monsters

ここまでのところ全戦全敗、最下位に落ち込んでいるTwo-eyed Monsters(以下2eM)ですが、この結果は少し意外なものでした。なぜなら彼らは、初日でRJ相手にもう少しで勝利というところまで迫ったチームであり、すべての試合で極端に負けているというわけではなかったからです。

彼らの全敗の原因として考えられるのは、チーム構成の問題です。どのようなピックにも「突かれると弱いところ」や「行ってはいけない戦闘」が存在します。だからこそプロたちはバン/ピックの段階から油断せず、少しでも相手のピックを妨害しながら自分たちに有利なチャンピオンを確保しようと動くわけです。

もちろん2eMもそこをおろそかにしているわけではありませんが、試合に入ってから構成の弱いところを突かれていることが非常に多く見受けられます。それこそ初日の対RJ戦では、インヒビターを破壊するところまで届いたのに、集団戦が苦手な構成にもかかわらず集団戦を引き起こして負けてしまいました。

どのような構成を作るかは重要ですが、次に大事なのはその構成の弱点をカバーし、強いところを押し付けていくことです。2eMがもっとそれを意識していれば、今回のLJLCSの結果は大きく変わっていたかもしれません。

彼らには次回のLJLCSにも参加し、その変化を私たちに見せてほしいと願ってしまいます。


 

1位はBQBで確定、注目は2位争い

Week5の見所は、なんといってもRJ対AEの対戦でしょう。

何の因果か、2位争いをしているチームが最後の最後で直接対決をすることになりました。この試合の結果が直接ランキングに響くだけに、どちらのチームも鉢巻きを締めなおして挑むに違いありません。

名門RJが意地を見せるのか、AEが逆転勝利を決めるのか、入れ替え戦へのチケットをかけた対決となりました。

そしてもう一つ気になるのは、BQBが無敗のまま今季のLJL CSを終えるのかどうかです。彼らが1位通過するのは確定ですが、勢いにのって入れ替え戦に挑みたいはず。無敗のまま終えることができるのか注目です。

 

ライター:霞