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USG、はじめてのこくさいたいかい

2017/07/13, 18:00 - BY RIOT GAMES

USG、はじめてのこくさいたいかい

祝・LJL(League of Legends Japan League)として初めての国際タイトル!

……ということで、7月3日~6日にホーチミンで開催されたRiftRivalsで、LJL代表の3チームは通算8勝2敗で見事優勝しました。

Summer Splitを1位で折り返した勢いそのままに全勝したDetonatioN FocusMe(以下DFM)も、東南アジアのGIGABYTE Marines、オセアニアのDireWolvesという強豪との真剣勝負を体験できたRampage(以下RPG)も、確かな手応えを日本に持ち帰ってきたことでしょう。

でもたぶん、ベトナムから持って帰って来たもののサイズで言えば、Unsold Stuff Gaming(以下USG)が一番大きかったんじゃないかと思います。だって彼らにとっては、今回が「初めての国際大会」。これまでのDFMやRPGを見ても、国際大会は、行って帰ってくると確実にチームとしてステップアップする「夏の短期集中講座」みたいなものですから。

……でもじゃあ、実際のところ彼らは何を持って帰ってきたか。そうあらためて考えると、正確に「これだ」というのがどうにもわかりません。いい機会なので、そんな話を聞きにUSGのゲーミングハウスまで行ってきました。
 

普段はしないようなミス、そのひとつひとつがいい経験

――優勝おめでとうございます。日本にはいつ帰国したんですか?

apaMEN「日本についたのは最後の試合の2日後、8日の朝ですね。1週間ぐらいベトナムにいたことになりますね。まぁ時差も2時間だけだったので、もう全然大丈夫ですけど」

――apaMENさんとしてもUSGとしても、今回が初めての国際大会だったと思うんですけど、行ってみて率直にどんな感想ですか。

apaMEN「やっぱり日本の中だけでやってると、世界の中で自分たちがどのぐらいの位置にいるかってあんまりわかんないじゃないですか。RiftRivalsでそれがわかるかなって思ってたんですけど、実際に戦った相手は各地域の3位チームだったんで、本当のところはまだ手探りです。できれば1位チームともやりたかったですね」

――USGは全勝で、結構余裕があるようにも見えました。

apaMEN「そうですね、実力的には勝てる相手だったかなと。TopレーンのワーウィックとかJungleのヌヌとか想定してなかったチャンピオンが出てきたり、動きもLJLのスタイルとは違ったりして、僕も普段しないようなミスはでましたけど、それを試合中に相談しながら修正することができたから、いい経験になったかなって思います」

 

「REMINDがあれ程弾けるとは……」

――大会後に他地域も含めた全チームでパーティーがあったと聞いたんですが、他のチームの選手と話す機会はありました?

apaMEN「EviくんとTopのガチの意見交換をしたり、あとは東南アジアのチーム、Mineskiの選手が妙に絡んできたんですよ。“俺の親はヤバい奴だぜ”ってノリでジョーク混じりに話しかけてきたんで、”俺もそうだよ”って返すみたいな(笑)」

――LJLの選手で、印象が変わった人はいましたか。

apaMEN「LJLでっていうか、RiftRivalsに参加してた全チームの中でREMINDが一番弾けてたんじゃないかな。チームでも明るいヤツですけど、あそこまでコミュニケーション能力が高いとはさすがに……(笑)」

――たしかに、これまで見たことのない表情をしてました(※この日はゲーミングハウスには不在で真相は聞けず)。apaMENさんから見て、他にUSGでベトナムを楽しんでたのは誰ですか?

apaMEN「Entyですね、間違いなく」
 

Tussle経由で東南アジアの選手と仲良くなって……

Enty「はい、ただいまです」

――Entyさんもおかえりなさい。ベトナム行く前はあんまり準備できていないって言ってましたけど、行ってみてどうでしたか。

Enty「想像以上に楽しかったですね。LJLも海外も含めていろんなチームの人と話せたし、観光する時間もちょっとあったんですよ。RPGのTussleの韓国時代の知り合いがMineskiにいて、Tussleを挟んで仲良くなったんで、一緒に外へ出かけたりして」

――Mineskiの人たちは社交的ですねぇ(笑)。プレイの内容的には何か得るものありました?

Enty「予想通りではありましたけど、やっぱり本当にアグレッシブだなっていうのは感じました。僕らって、韓国のスタイルを参考にしてる部分が大きいんで、セーフティーなプレイが多いんですよ。でもベトナムのチームは、無理やりにでもファイトしに来る。練習でも本番でも、ブレずにガツガツくるスタイルでしたね」

――でも、割と危なげなく勝ってましたよね?

Enty「うーん、僕らとDFMの相手は正直そこまで強いっていう感じじゃなかったんですよね。初日負けておけば他の地域の1位チームとやれる可能性あったんだよなぁ。でもさすがにわざと負けるとかはできないんで、またいつかチャンスがあれば」
 

坊主頭はベトナムでも目立ってた?

――そういえば現地でもUSGマークが入ったEntyさんの坊主頭は目立ったんじゃないですか?

Enty「ちょっと髪が伸びちゃっててマークも消えかけてたんで、気づかなかった人も多いかもしれないですね。でも気づいた人に『なんだあれ』って印象に残ってたらいいな」

――ちょっと話それますけど、RPGに負けたら坊主にするって、そもそもなんで言い出したんですか?

Enty「言ったら面白いかなって、単純に。あと、RPGに勝てると思ってたんですよね。ほんと全然坊主にしたくなかったんですけど、負けちゃったんで……」

――そんなシンプルな理由が。すいません、てっきり髪切りたかったのかなって邪推してました(笑)。と、話を戻してRiftRivalsなんですが、Entyさんは韓国語を勉強したりLJLの中でも数少ない海外移籍の希望を発言する選手っていうイメージがあるんですが、国際大会の経験で意識は変わりました?

Enty「え、僕そんなこと言ってましたっけ? んーさすがに結構厳しいとは思ってますよ。韓国が他の地域から選手を取るのはよほどのことだし、誘ってもらうの相当厳しいでしょ。もしかしたら、っていうのはもちろんありますけど、どうですかねぇ。それより今は、LJLに来る韓国人選手とか、今回みたいな時にスムーズにコミュニケーションしたい気持ちが大きいですね」
 

apaMENさん無表情問題の真相も聞いてみた

ゲーミングハウスで生活するプロ選手たちにとって、他チームとの交流は周りが想像する以上に刺激に満ちているということが、2人の話しぶりからも伝わってきたのが印象的でした。

大会では倒さなければいけない相手でも、「プロゲーマー」という数少ない職業につく者同士の共感、同じゲームを極めようとする人間同士の連帯感があるんだなぁと、ちょっと羨ましかったです。

そういえば、多くの人が気になっていたであろうことも聞いてみました。そう、apaMENさんの写真での無表情問題です(気になる方はLJLの公式Twitterなどを探してみてください。笑っていいか心配した方がいいか迷うはずです)。

――写真、嫌いなんですか?

apaMEN「まぁ写真で笑うのが元々あんまり得意じゃないっていうのはあるんですけど、昔は今ほど真顔じゃなかったんですよ。でも周りに“真顔だ真顔だ”って言われるんで、それなら逆に突き抜けてもっと真顔の方が面白いかなって……」

――おお、わざとだったんですね。これネタなのか、それともガチのやつなのか、ってちょっと心配してました。じゃあ「表情死んでる!」とか言われるのは狙い通り?

apaMEN「まぁそうなりますね。別に不機嫌なわけでも困ってるわけでもないですよ」

……という真相でした。ということで皆さん、安心して笑っていいところみたいです!

 

インタビュアー:八木葱