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2017 Spring - Promotion Series Preview

2017/03/26, 18:00 - BY RIOT GAMES

LJL

2017 Spring - Promotion Series Preview

ごきげんよう、諸君。

Round10を終えて、LJLからPromotion Seriesに参加する2チームが決まった。7th heaven と SCARZ だ。

Promotion SeriesはBo5で行われ、先に3勝したチームの勝利となる。極度の緊張と集中を余儀なくされる試合が最長5試合行われるということで、選手たちの負担は相当なものだ。また後ろに退がらないための戦いでは、蓄積される疲労も大きなものになると聞く。7hとSZは褌を締めなおして臨まねばならないだろう。

対する挑戦者は DetonatioN Rising と Crest Gaming だ。どちらのチームもLJL CSを破竹の勢いで勝ち進み、今勢いにのっている。このままLJLチームを打破し、夏からは世界を目指してLJLで戦いたいと考えているはずだ。意気込みは十分、肉食獣のように瞳を光らせている。

3月27日(月) SCARZ vs DetonatioN Rising

SCARZは戦い方に迷い、どうするか決めかねたままRound10を終えたように見える。度重なるメンバーチェンジや固まらないロールに、チームとしての不安定さがそのまま出てしまっていた。そして最終戦を見る限り、それは未だ克服できていない。Promotion Seriesを戦うにあたって、入れ替え戦請負人と呼ばれここ一番での強さを見せていた Arfoad を出場させるかとも思ったが、ロースターを見る限り彼が出てくることもなさそうだ。このままLJLを去ってしまうのか、粘りを見せて来シーズンに望みを繋ぐのか、ヒヤヒヤしながら試合を見ることになりそうだ。

対するDNRは、BCAN と Hollis という2人の強力な韓国人プレイヤーをチームに加え、「正面から戦って叩き潰す」という王道を往く試合展開でLJL CSを勝ち上がってきた。言語の壁もあって序盤はチームワークが乱れがちだったが、終盤に入ってからはそれも修正され隙のないチームに仕上がっていた。Hollis は最終戦を終えたあとのインタビューで「どんな相手がきても勝てそうです」とコメントしており、チームに自信を持っているのが窺い知れる。

この試合が動くとすれば、Topからではないだろうか。BCANはキャリータイプのチャンピオンを好んでピックし、一度有利を作ればそのままどこまでも突き進むプレイヤーだ。LJL CSでは、彼が試合を動かしていくのを何度も見た。Hollisが魅せてくれる可能性もあるが、彼の対面がSearchであり迂闊に動くにはリスクが高すぎる相手であることを考えれば、やはりTopが注目ポイントとなるだろう。SZはDNRの誰にプレッシャーをかけ、どこで有利を作っていくのか、考える必要がありそうだ。

3月28日(火) 7th heaven vs Crest Gaming

7hは2015年の春からLJLに参戦し、今年で3年目に入る歴史の長いチームだ。これまで最前線で戦い続けてきた彼らだが、今シーズンは戦績が伸びず入れ替え戦で戦うことになってしまった。しかしそんな逆境の中でも、彼らは独特のプレッシャーを持っている。その要となっているのは、やはりRokeniaだろう。彼はこのLJL2017 Spring Splitでついに「全てのロールを公式戦でプレイする」という偉業を達成し、しかもどのポジションでも素晴らしいポテンシャルを発揮している。加えて劣勢の中でもチームを支えるThintoNの働きや、ブランクをものともせず安定したプレイをしているShinmoriの復帰により、相変わらず一筋縄ではいかないチームだ。このPromotion Seriesを乗り越えて、3年目もLJLのレギュラーチームとして戦う気満々だろう。

そんな7hに相対するのはCG。何をしてくるかわからない変わり種のチームだ。LJL CSでひときわ目を引いていたのはコグ=マウのピックだが、それ以外にもトゥイッチやカサディンなどいくつか面白いピックをしていた。7hはバンピックの段階から頭を悩ませることになりそうだ。幾度もメンバーチェンジを行いながらもそのポテンシャルを失っていないあたりからは、チームとしてしっかりと意思統一がなされていることが分かり、そういう意味でも厄介な相手だろう。何をしてくるかわからないという意味で、ストレスを感じる試合になりそうだ。

この試合で重要となるのはADCだ。CGはこれまで序盤耐えて中盤から集団戦で勝つという方向性を見せてきた。そしてその集団戦でダメージディーラーとなっているのがADCのmaiだ。しかし彼の対面は7hで一番の実力者と言ってもいいRokeniaであり、序盤耐えさせてもらえるのかという不安がある。もしも7hがBotにプレッシャーをかけてくるようなら、CGもJungle含めてBotのカバーに回らざるを得ないだろう。そしてその流れでBotで戦闘が起き、Rokeniaにキルが入ろうものなら、そのまま試合が崩壊してしまう恐れもある。今のメタにおけるADCは火力よりもCCを重視されがちだが、そんな風潮に真っ向から立ち向かい殴り合う戦いがみられるかもしれない。

 

負けられない戦い、夏を戦うことになるのはどのチームだ!

 

Finalが近いということでそちらに目がいきがちだが、入れ替え戦もまた大きな転換期だ。特に選手たちにとっては、自分の将来をかけた戦いといっても過言ではない。

私はこれまでのインタビューで何度か「LJLに参戦してプロになることへの不安はあるか」と聞いてきた。もちろん不安がないと答えるプレイヤーもいたが、多くが「不安はある」と答えた。選手としてどれほど戦えるのか。LJLの猛者たちに混じって戦っていけるのか。生活が変化してもやっていけるのか。しかし全てのプレイヤーが、そういった不安と天秤にかけても「自分はここで戦っていきたい」と答えた。

選手も私たちと変わらない人間である。しかし彼らはそれと同時に、自分のプライドをかけて戦う戦士だ。私はそんな彼らが戦いに向かう姿を眩しく感じるし、だからこそ応援したいと思う。

これまでくくりの言葉として「諸君、今週も楽しんでくれたまえ」と書いてきたが、今週だけは別の言葉を使おう。とはいえ、わざわざ言うまでもないことかもしれない。なぜならLJLを見てくれている方々なら、きっと毎週行っていることだからだ。

それでは諸君、今週も彼らを応援してくれたまえ!

 

ライター:霞