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2017 World優勝チームは..

2017/11/07, 19:28 - BY RIOT GAMES

WORLDS

2017 World優勝チームは..

2017年世界王者

NOV 4, 2017 7:08 PM – BY KIEN LAM

その日大観衆が目にしたのは、「神」が血を流し、そして地に伏す姿...。SK telecom T1のWorlds三連覇へ向けた進撃は、手に汗握る熱戦の末Samsung Galaxyの3連勝で幕を閉じました。Samsung Galaxyにとっては、昨年ロサンゼルスで味わった雪辱を1年越しに果たしての優勝でした。

今年のステージは北京が誇る名スタジアム「鳥の巣」。2008年のオリンピック会場として中国スポーツ史上屈指の大イベントの舞台となったこの場所で、再び大観衆を熱狂させてくれたSamsung。本大会では終始スローペースかつ戦略性の高いプレイスタイルを用いて対戦相手をじっくり確実にしとめてきた彼らの硬き死の爪は、王者SKTですら振りほどけませんでした。

Finalで対峙した両チームのプレイスタイルはある種、両極端。SKTがFakerに依ってミッドからプレイを作っていくスタイルだったのに対し、Samsungは両サイドレーンからマップの外側を制圧していくスタイルが強み。ミッドで勝って支配権を外側へ広げていきたいSKTと、マップ外側を押さえて内へと詰めていきたいSamsungという構図です。

結果、Samsungはこのバトルに勝ち、常にマップの外側を制圧し続けます。特にCuVeeはどの試合でも強烈な存在感を見せつけ、対面のHuniに対しジリジリと優位を構築。着実にスノーボールし(雪ダルマ式に優位を広げ)、中盤以降Huniが1 vs 1でCuVeeを押さえきれなくなった試合は一度だけではありませんでした。Game 1ではCuVeeのケネンがHuniのナーに対して1 vs 1特化のビルドを取って強烈なプレッシャーを発揮。結果的にSamsungは素早いローテーション(レーン間の移動)を見せてマップを制圧しています。なお、この試合では25分にバロン周りでミスプレイが起こるまでファーストブラッドすら生じていませんでした。

尚早だったタイミングでバロンを触りはじめたSamsungに対しPeanutは見事バロンスティールを成功させたものの、その代償としてSKTは4人がデッド。追われ続けてデッドしたためにSKTは試合の流れを反転させることができませんでした。結果、Samsungは獲物をじっくり絞め殺していく大蛇のような試合運びを見せて勝利。終わってみればキル数7-0とSamsungの完勝で、バロンスティールと序盤のタワー交換がなければパーフェクトゲームという試合でした。

しかしそれでもSamsungは気持ちを緩めません。Crownは数試を振り返りこう語っています。「Game 1に勝った後、プレイヤーもコーチもみんな呪文のように唱えてた。まだ0-0だ。SKTは絶対盛り返してくるぞ、って。そしてGame 2に勝った後も、まだ0-0だ、SKTには絶対まだ奥の手を隠してる、相手はSKTなんだ、って言ってた。僕らはとにかく、興奮しないで、集中力を切らさずに最後までプレイするよう努めてました」

続くGame 2ではHuniがヤスオをピックして会場を沸かせましたが、試合を動かす影響力は出せず、ソロキューで見かけるヤスオトップの如く不発に終わります。SKTは序盤に有利を作り出しますが、中盤の集団戦でSamsungが盛り返すとその後はGame 1よりもスムーズにSamsungが連勝を決めます。

Worlds最大の苦境に陥った昨年度王者。一方Samsungの手中には、これまで誰も成し遂げなかった「不死殺し」のチャンスがあと3度。「SKTの装甲にはヒビがある」...今大会でSKTの対戦相手が露わにしてきたその弱点をSamsungは突いていきます。

そして幕を開けたGame 3。SK telecom T1はまるで過去を再現するかのように王者らしい試合運びで大暴れを見せ、何度となくSSGを打ちのめし、ゴールド差を8000まで広げます。しかし倒されても倒されても、Samsungは立ち上がり続けました。

そしてSamsungはバロンピット周辺での戦闘で数キルを獲得してそのままバロンを確保すると、その勢いを駆ってSKTのネクサスを叩くところまで侵攻。SKTはギリギリのところで防衛に成功し、試合は想像を絶する接戦に。両チームは決勝にふさわしい熾烈な戦闘を繰り広げますが、やがて勝敗を決する瞬間が訪れます。長きにわたり「捕まらない男」であり続けた魔王その人がSamsungに捕まったのです。フラッシュインしたRulerのULTを食らったFakerがデッドすると、SKTはそこから1人、また1人と落とされていきました。

Game 3をCrownはこう振り返ります。「ずっとお互いを励ましあってました。“まだやれるよ、まだやれる!あと10分だ。あと幾つかアイテムが揃えば集団戦で戦える” って。そこから少しずつ、逆転の可能性が信じられるようになっていったんです。でも(Fakerを)キルした後も、僕ら押し込まれているところだったし、“これ終わらせられる?本当に?勝てる?” って感じでした。ネクサスが爆発してチームメイトが叫びまくってるのを聞いて、僕はようやく勝ったんだって思えたくらいで」 

こうしてSK telecom T1のネクサスは彼らのWorlds史上初めて、一度でも二度でもなく、三度破壊され、Samsung Galaxyは過去3年間SKTが独占し続けてきた、銀河系(Galaxy)最強チームの証、世界王者の称号を手にしたのです。  

 

Kien LamはLoLesportsのライターです。

彼の酷い(時もあればたまに面白い)ジョークはTwitter @meanmisterkienでチェックできます(英語)。