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2016 All-Star 選手紹介

2016/12/09, 00:29 - BY RIOT GAMES

ASE

2016 All-Star 選手紹介

各地域より選ばれたスーパースターを紹介

NA LCS

Impact

ジョン・オンヨン(Impact)はWorlds優勝も経験者しているベテランですが、まだまだ引退する気はなさそうです。NA LCS Summer Splitこそパッとしなかったものの、続くプレイオフでは大爆発。元SKTelecom T1のトップレーナーである彼の勢いに今や一切の陰りも見えません。言語の違いによるコミュニケーションの問題に悩まされていた初期の頃も今は昔、Cloud9がポストシーズンに見せた大躍進の立役者は間違いなくImpactでした。

しかし北米プレイオフではトップレーンに鎮座する守護神のような活躍を見せたものの、World ChampionshipではSK Telecom T1のDukeやSamsung GalaxyのCuVeeといった選手を相手に苦戦を強いられました。それでもなお、北米地域で唯一グループステージを勝ち抜いたImpactとCloud9の活躍は特筆に値するでしょう。All-Star Eventでも41.7 %の得票率で北米トップレーン代表に選出されています。All-Star Eventでは今年最後の「top die(トップは死ぬです)」(注:彼はソロキルを決める前、ボイスチャットに勉強中の英語でこう告げることで知られています)を聞けそうです。

 

Reignover

今年のNA LCSで優れたパフォーマンスを見せたキム・ウイジン(Reignover)。All-Star Eventでも北米ジャングラートップの得票率36 %で代表に選出されています。所属チームImmortalsはWorlds出場を逃しましたが、Spring/Summer SplitにおけるReignoverの活躍は多くの人の記憶に残ったようです。たとえWorldsに出ていなくとも、彼ならば世界のトップジャングラーと十分渡り合える…ファンはそう信じていると読み解いても良いでしょう。

ヨーロッパの伝統的強豪チームFnaticから北米シーンに飛び込んできたReignoverは、新設チームImmortalsを率いてレギュラーシーズン17勝1敗という凄まじい成績を叩き出し、自身も2016 NA LCS Spring Split MVPを獲得。続くSummer Splitでも首位TSMに迫る2位につけました。しかし好調だったレギュラーシーズンから一転、プレイオフとRegional Qualifierでは成績振るわず敗退しています。そんな状況でのオールスター選出ですから、彼にとって2016 All-Star Eventは自分が世界トップクラスのジャングラーであることを示し、投票してくれたファンに報いるまたとないチャンスとなるでしょう。

Bjergsen

ファンとプロ選手の両方から高い評価を集める選手、サレン・ビョーグ(Bjergsen)。「北米のFaker」という評価を受けることも多く、過去にはFaker本人もそう評したことがあるほどです。NA LCSのミッドレーナーとして並ぶ者のないほどの強さを示しており、2016 NA LCS Summer SplitではMVPも獲得しています。今年のAll-Star Eventファン投票でも北米ミッドレーン部門で得票率66 %を記録し、北米地域最高の得票数を集めました。

しかし北米地域では圧倒的な強さを見せたBjergsenとTSMもWorldsではグループステージ敗退と振るわず、北米シーンを失望させる結果となりました。Bjergsen自身もシンドラやカシオペアといったチャンピオンでは優れた活躍を見せたものの、Samsung GalaxyのミッドレーナーCrownと対峙した試合ではジリアンで彼らしくないプレイを見せ、不完全燃焼のままWorldsを終えています。そういう経緯から、2016 All-Star Eventは彼にとって雪辱を果たすまたとない機会。欧米最強ミッドレーナーの称号を確かなものにするべく、大暴れしてくれることでしょう。

Doublelift

多くの人にとって、イリアン・ペン(Doublelift)は「見始めた時からずっと活躍している選手」ではないでしょうか。LCS設立以前から活躍し続けている数少ないベテランプレイヤーと聞けば、全盛期を過ぎた選手かと考える人もいるかもしれません。しかしなんと彼は今年のSummer Splitでキャリア史上最高の成績を残し、さらにLCSキャリア通算1,000キルまで達成しているのです。彼自身、最近になってようやくプレイヤーとして成熟してきたと感じているとすら述べています。

しかし残念ながら、その成長も今年の国際大会での活躍には結びつきませんでした。Summer Splitレギュラーシーズンでは圧倒的な強さを見せたTSMでしたが、World Championshipではグループステージで敗退してしまったのです。チームは大きな失望感に覆われました。厳しいシーズンを終えたDoubleliftはその後、2017 NA LCS Spring Splitは休息に充ててSummer Splitから復帰すると発表しています。そんな彼に対し、All-Star Event北米ADC部門ではまるで今シーズンの活躍に謝意を示すかのように票が集中、結果35 %もの票を集めました。今年のAll-Star Event はDoubleliftにとって、来年夏の復帰を待つファンに希望の光を見せる場に…そして来年のWorldsへの誓いを掲げる場になることでしょう。

aphromoo

Counter Logic Gamingの司令塔役を担いながら、隙あらば鮮烈なスキルショットを決めるザッカーリ・ブラック(Aphromoo)。サポートの理想形とも言える彼はCLGの他のメンバーとも抜群の連携力を見せ、今年もSpring Split優勝、Mid-Season Invitational準優勝、Worlds出場という素晴らしい成績を残しています。またAll-Star Eventにおいても、ファンから「北米代表サポートは彼しかいない」と言わんばかりの票を集め、55.3 %という圧倒的な得票率で代表に選出されています。

今年のWorldsでCLGが勝利をもぎ取ったいくつかの試合でも、aphromooは重要な役割を担っています。劣勢にあってもチームを鼓舞し続け、勝利へと結びつけていったのです。残念ながらCLGはグループで台風の目となったAlbus NoX Lunaに敗れてグループステージ敗退となってしまいましたが、aphromooのリーダーシップは2016 All-Star Eventでもいかんなく発揮されることでしょう。どのチームにも高いスキルを持つ選手が揃っていますが、aphromooには北米チームをまとめ、チームワークを構築する力があります。これはAll-Star Eventでも他にない武器になることでしょう。

 

LMS

Ziv

チェン・イー(Ziv)がLMS地域のトップ部門で66.1 %という圧倒的な得票率を叩き出したのは、もちろん偶然などではありません。競争の激しいLMSのトップレーンでもひときわ輝く才能と、世界の舞台で戦えることを証明した実績があってこその圧勝だったのです。2015 Mid-Season Invitationalで頭角を現した彼は、今年のWorldsでもジェイスで卓越したプレイを見せてAHQをたびたび勝利へと導いています。AHQがあと一歩というところでグループステージ敗退となってしまったのは実に不運でした。

LMSにおけるZivは、必要とあらば相手の本拠地までも追いかけるほどのアグレッシブなプレイスタイルで知られています。また練習熱心なことでも有名で、スクリム(模擬戦)やソロキューで腕を磨くことに余念がありません。しかし2016 All-Star Eventはオフシーズンのお祭りイベントですから、そんな熱くて真っ直ぐな彼が羽目をはずして大暴れする姿も見られるかもしれませんね。

Karsa

「キャリー」ジャングラーのお手本的存在、ホン・ハオシェン(Karsa)。Flash Wolvesの対戦相手にとって、リー・シンやグレイブスをピックしたKarsaは恐怖の対象と言ってもいいでしょう。LMSジャングラー部門で49 %という圧倒的な得票率を実現できたのも、多くのファンが彼の大暴れする姿を見たいと願ったからに違いありません。

KarsaとFlash Wolvesは今年のWorldsにおいても、グループステージにおいて優勝候補筆頭だったSK Telecom T1を破って世界をあっと言わせています。過去何度も国際大会の舞台でSKTを打ち破ってきた「天敵」は未だ健在といったところでしょうか。ギャンク重視で派手なKarsaのプレイスタイルは2016 All-Star Eventにはうってつけ。まるで彼のためにしつらえられたイベントと言ってもいいほどです。Flash Wolvesの若きスタージャングラーに注目しましょう。

Maple

世界屈指の現役ミッドレーナー、イータン・ホァン(Maple)。その強さはもはやLMS地域では敵なしです。得票率も圧巻の48.6 %ですが、何よりも驚きなのは彼がまだ10代だという事実でしょう。これからの彼の成長とFlash Wolvesの躍進には大いに期待が持てそうです。

Mapleは得意チャンピオンが多いことでも知られていますが、今年のWorldsでもなんと6試合で毎回異なるチャンピオンをピックしています。結果から言えば、残念ながらWorldsではそのピックが不発に終わった試合もありFlash Wolvesはグループステージ敗退となってしまいました。しかし今度のステージはAll-Star Event。世界屈指のミッドレーナーを相手に、きっと誰も予想しないようなピックやプレイを見せてくれることでしょう。

Bebe

ジャン・ブォウェイ(Bebe)は、2012年のSeason 2 World Championshipで韓国のAzubu Frostを相手に大番狂わせを起こして優勝したTaipei Assassinsで中心的役割を果たした、LMSにおける伝説的選手です。あの年のWorldsにおける彼のヴェインとエズリアルは今でも語り草になっており、今年は56.1 %という圧倒的な得票率でLMSのADC部門代表に選出されています。

BebeとJ Teamはレギュラーシーズンに一度首位を獲得したものの、プレイオフとRegional Qualifierでは失速してWorld Championship出場を逃しています。そんな1年でしたから、今年のAll-Star Eventは自身が未だに世界屈指のADCであることを証明する絶好のチャンスとなるでしょう。もしかしたら、元祖・青エズリアルがボットレーンでポークを当てまくって相手を苛つかせる姿が再び見られるかもしれません。

Albis

ahq e-Sports Clubの静かな守護者、カン・ジャウェイ(Albis)。彼は平時こそ謙虚で落ち着いていますが、チームメイトが助けを必要としている時には試合中であろうとゲーム外であろうと己を省みることなく支援の手を差し伸べる大胆さも持ち合わせています。LMSの誇るベテランに魅了されるファンは年々増えており、今年もLMSサポート部門で43.4 %の得票率をマークしています。

Albisのプレイメイカーとしての技量は今年のWorldsでもいかんなく発揮されていました。グループステージで彼がバードをピックした試合を覚えている方も多いのではないでしょうか。しかし他のチャンピオンをピックした試合では苦戦し、結局AHQはグループステージで敗退しています。カオスな展開が予想される2016 All-Star Eventですが、Albisはここでもチームの守護者としてしっかり勝利へとサポートしてくれることでしょう。

 

LCK

Faker

イ・サンヒョク(Faker)は近年のeSports界における伝説的存在です。しかし地元韓国で「魔王」の異名も持つFakerも、普段は物静かで礼儀正しい青年。その物腰からはとてもサモナーズリフトでの苛烈なプレイは想像できません。そんな彼が、ひとたびステージに上がればマウスとキーボードのでこんな動きが可能なのかと思わせるようなプレイを連発するのです。その強さは圧倒的で、韓国では長い間触れられざる者と呼ばれ、対戦相手からは「Fakerはサモナースペルを3つ持っている」という声が挙がるほどでした。そうでもなければ説明もつかないほどの強さだったのです。

Fakerはまた、ミッドレーナーに求められる水準を何度も引き上げてきた選手でもあります。サモナーズカップ(Worlds優勝トロフィー)は2013年と2015年、そして今年と合計3回獲得。それ以外にもChampions Summer 2013、Champions Winter 2013-2014、Champions Spring 2015、Champions Summer 2015、Champions Spring 2016、2016 Mid-Season Invitationalでチームを優勝に導いてきました。そして2016年、今年開催されたリーグ・オブ・レジェンドの国際大会すべてで優勝してきた魔王は2016 All-Star Eventの舞台となるバルセロナにも降臨します。いつになっても衰えを見せないFakerのスキルをもってすれば、今年のAll-Star Eventも彼のまぶしすぎるほどの実績のひとつになるのは間違いなさそうです。歴史の目撃者となる機会が、再び訪れます。

Smeb

ソン・ギョンホ(Smeb)は今や世界で最も恐れられるトップレーナーですが、彼のキャリアはずっと順風満帆だったわけではありません。2013年、Incredible Miracleに加入した当時には、LCKの重量級トップレーン選手たちに何度となく圧倒されていたのです。しかし2014年後半にSmebがROX Tigers(旧KOO Tigers)へ移ると、コーチNoFeの指導のもと、かつての低評価を一気に覆す急成長を遂げました。諦めることなくトップ選手へと成長した彼にはファンも多く、また世界トップクラス選手として敬意も集めています。

そう、Smebは常に新たな高みへと到達し続けてきた選手なのです。2016 LCK Summer Splitでは2期連続となるLCK MVPを獲得した上、ROX初となるLCK優勝も果たしています。Worldsでも圧倒的な期待がかけられていましたが、Tigersは残念ながら準決勝で永遠のライバルSK Telecom T1に敗北を喫しています。それでも2016 All-Star EventのLCKトップ代表に選出されたのは、負けたとはいえ対SKT戦は史上まれに見る接戦だったこと、そしてSmebの見事なプレイが見る者の記憶に強い印象を残したことの証左だったと言えるでしょう。

Bengi

Worlds優勝経験者にしてSKT T1のスタージャングラー、ペ・ソンウン(Bengi)。その寡黙な姿勢は彼のプレイスタイルにも共通するところがあります。Bengiは彼自身の装備やレベルよりもソロレーンの選手がリードを取ることを優先し、Fakerの活躍を陰ながら支える大黒柱としての役割を果たしています。この点については複数の韓国人コーチも評価していて、Champions Winter 2013-2014でSKTが圧勝できた主要因はBengiだと分析しているほどです。また彼の放つマップ全体へのプレッシャーは強烈で、奥へ踏み込もうとする対戦相手に二の足を踏ませます。

LCKで何度となく優勝を勝ち取り、今年は自身3度めとなるWorlds優勝も果たしたBengi。これだけ見ればすべての栄光を手にしたようにも思えますが、ファンはまだ彼のプレイを見足りない様子。2016 All-Star Eventでは若手スター選手Peanutを押さえてLCKジャングラー代表に選出されています。老兵と呼ばれることもある彼ですが、ファンはとにかく彼の実力そのものを見たがっているようです。

PraY

キム・ジョンイン(PraY)は韓国で指折りのADCとして知られる選手です。デビューは2012年で、Najin Black Swordのメンバーとして2012-2013 OGN Champions Winter優勝も経験しています。エズリアルとトゥイッチを得意とし、これまでにも韓国のメタ(戦略やチャンピオンのトレンド)におけるアグレッシブなADCの有効性を見せつける成果を出しています。

2014年に個人的な理由から短期間の休養を取った後は、新規設立されたばかりのROX Tigers(旧KOO Tigers)に参加。彼の加入により勢いを増したTigersは、設立年である2015年にWorld Championship決勝進出を果たしています。その後も活躍を続けた彼らは2016 LCK Spring Splitで準優勝、2016 LCK Summer Splitでは念願の初優勝を果たし、ついにLCKトロフィーを手にしました。しかし続くWorldsでSK Telecom T1と対戦した際には、ここぞという時にSKTに勝てないという「呪い」の前に屈する結果となってしまいました。2016 All-Star Eventでは苦い敗戦の記憶を過去に押しやるべく、大暴れを見せてくれることでしょう。

MadLife

ホン・ミンギ(MadLife)、別名「神」はリーグ・オブ・レジェンドのeSportsシーンでも屈指の人気選手です。予知能力でもあるかのように相手の行動を先読みしてスキルショットを命中させる彼のプレイは通り名そのもの。予知能力でもなければ、フラッシュで逃げる敵にブリッツのロケットグラブを命中させられることの説明がつきませんから。それから彼のスレッシュについてはもやは説明不要でしょう。「縛鎖の看守」がリリースされて以来、MadLifeはスレッシュの名手として名を馳せ続けています。彼が恐ろしい精度で「死の宣告」と「絶望の鎖」を決めると観衆は狂喜し、対戦相手には絶望と灰色の画面が訪れるのです。

Madlifeはその技術の高さを生かし、これまでにも素晴らしいサポートプレイを生み出してきました。彼が世界有数のサポートと評されるのもひとえにこの技術の高さによるところが大きいと言えるでしょう。所属チームCJ EntusがLCKから降格したにもかかわらず彼がAll-Star EventのLCKサポート代表に選出されたのも、ファンが彼のスキルを高く買っている証です。MadLifeが2016 All-Star Eventのステージで世界トップクラスの選手たちと競い合うところが見られるのですから、Summer Splitの成績はひとまず忘れてしまいましょう。カオスさが売りのAll-Star Eventですから、視界確保できていない状態からフックを決めたり、敵ADCを「圧砕」で打ち上げたりするMadlifeの姿がぜひ見たいものですね。

 

EU LCS

Jankos

マルチン・ヤンコフスキ(Jankos)はヨーロッパのジャングラーの中でも特にアグレッシブなことで知られます。そのアグレッシブさは、レーンで敵チャンピオンと戦っている時間とジャングルで中立モンスターを狩っている時間が五分五分なのではないかと思うほどです。得意とするチャンピオンは、序盤からマッププレッシャーをかけたり、相手を翻弄したりできるリー・シンやエリスなど。Jankosは2014年にROCCATに加入すると即座にチームのEU LCS残留に大きく貢献しました。しかし2015 EU LCS Spring Splitでは成績振るわず、結局2015年の終わりにH2Kへ移籍する決断を下しています。

そしてその決断はまったく正しいものでした。H2Kはアグレッシブさを身上とする彼にとって完璧な場所だったのです。Jankosはスター選手揃いのH2Kに即座に溶け込み、連携を見せ始めました。2016 World Championshipでもその存在感を示し、高い技術を活かしてH2Kを準決勝まで導いています。準決勝では惜しくもSamsung Galaxyに破れましたがその活躍はファンの記憶に鮮明に残ったようで、2016 All-Star Eventではヨーロッパのジャングラー代表に選出されました。Jankosのビッグプレイを生みだす能力は証明済み。バルセロナでは、持ち前の口の悪さ(とド派手なプレイ)を武器(?)に世界の強豪に挑みます。

xPeke

ヨーロッパプロシーン稀代の名ミッドレーナー、エンリケ・セディーニョ・マルティネス(xPeke)。彼がFnaticを退団した時には、ファンはひとつの時代の終焉すら感じたものです。彼はヨーロッパの誇る強豪Fnaticで過ごした約4年間でSeason 1 World Championship優勝の原動力となったほか、EU LCSでも3度の優勝を果たしています。

そして2014年終盤、xPekeは新たなスタートを切るべくチームOrigen(直訳で「すべてのはじまり」)を設立。xPekeはスタメンミッドレーナー兼チームオーナーとして優れた選手を集めると、すぐさま2015 EU Challenger Series Spring Splitを勝ち上がり、その後EU LCSに昇格します。その後は当初こそ快進撃を見せたものの、2016 EU LCS Summer Splitではチームの持ち味を見失い、期待にそぐわない結果に終わってしまいました。

xPeke自身は今年のSummer Splitの大半をADCの代役として出場していますが、ファンはヨーロッパ代表ミッドレーナーは彼しかいないと判断した様子。リーグ・オブ・レジェンドのプロシーンの歴史で屈指の名プレイを生み出してきた彼ですから、All-Star Eventのステージに招待されることになんら不思議はありません。ビッグプレイが可能なチャンピオンを手にすれば、きっと再び歴史的なプレイを見せてくれることでしょう。たとえば、カサディン。彼の手にカサディンが渡れば、相手チームは常に自分とネクサス両方の体力に注意を払う必要がありそうです(xPekeは過去、IEM Katowiseでカサディンを操りドラマティックなバックドアで勝利を収めています)。

Rekkles

世界屈指のADC、マーティン・ラーソン(Rekkles)。彼は2012年後半にFnaticに入団後、ルーキーながら主要大会で目覚ましい活躍を見せて注目を集めました。また2015 EU LCS Summer Splitでは18戦無敗というパーフェクトスコアを達成する上で重要な役割も担っています。しかし2015 World Championship後にはチームメイト3人が退団することとなり、続く2016 Spring Splitでは欧州王者の座を守りきれず、G2 Esportsとの試合に敗れて3位に終わっています(Fnaticを破ったG2 Esportsはそのまま優勝)。

2016 EU LCS Summer SplitにはかつてのチームメイトYellowstarがFnaticに戻ったものの思ったほどの復活は遂げられず、チーム成績は停滞。しかしそれでもなおRekklesはチーム累計与ダメージの1/3以上を叩き出す素晴らしいパフォーマンスを見せています。2016 All-Star Eventではその活躍が認められてか、ヨーロッパのADC代表に選出されました。暗黒時代に沈むヨーロッパを再び国際舞台のスポットライトで照らすべく、Rekklesは他地域の伝説的ADCたちとの戦いに挑みます。

Mithy

2014年、アルフォンソ・アギーレ・ロドリゲス(mithy)は新たなスタートを切るべくOrigenに加入しました。彼がサポート選手として高い技術を持つことはシーズン3時代にLemondogsのメンバーとしてWorld Championship出場を果たしたことで既に証明済みでした。当時の彼が本当に求めていたのは、新しいチャンスだったのです。mithyが特に期待を寄せていたのが、当時ソロキューからプロ入りしてきたばかりだったアグレッシブな新人ADC、ヤスパー・スベニンセン(Zven)とのコンビ結成でした。「良いプレイをしたいっていうモチベーションを上げてくれるような選手とコンビを組みたかったんだ」とmithyは振り返ります。そしてZvenは見事にその期待に応えました。2人は瞬く間に絆を深め、EU LCSでも有数のボットレーンコンビとなります。交戦チャンスを生みだすイニシエート役とADCを守るピール役を自在に切り替えられるmithyのプレイスタイルはまた、Origenのボットレーンに柔軟性ももたらしました。

その後MithyとZvenのボットレーンコンビは2016 EU LCS Summer Split開幕直前にG2 Esportsに移籍。その連携力を活かしてSplit優勝を果たし、Worlds出場権を獲得します。ただしWorldsでは思うようなプレイができず、結局1勝しか上げることができないままグループステージ敗退という結果に終わっています。しかし今年のAll-Star Eventは地元スペイン。mithyにとっては最高の歓声を背にステージに上がれる絶好の機会です。(mithyが尊敬するMadLifeを含め)世界最高峰の選手が集うこの大会でヨーロッパに勝利をもたらすには、そんな相手を出し抜く一手が必要になりますが、最高の選手を相手に全力で立ち向かう機会なのですから彼にとってまたとない経験になることは間違いないでしょう。

SoaZ

2010年から活躍を続けるeSports界のベテラン、ポール・ボイヤー(SoaZ)。Origenに移籍前にはFnaticで不動のトップレーナーとして2年以上を過ごし、World Championshipにも2度出場しています。その後2014のシーズン終了後にFnaticがチーム再構築を実施して既存メンバーがほぼ全員退団する事態になると、SoaZはOrigenの設立者兼ミッドレーナーのエンリケ・セディーニョ・マルティネス(xPeke)からアプローチを受け、新設チャレンジャーチームOrigenの最後のピースとなるべく移籍を決意。以来OrigenのChallenger SeriesとEU LCS Splitでの大躍進を大きく支え、World Championshipにも出場を果たしています。

2016 Summer Splitで振るわなかったOriginにおいては、SoaZはチームで唯一目覚ましい活躍をみせた選手だったと言ってもいいでしょう。彼がキャリーして勝利を掴んだ試合も多く、希望がすべて潰えた後もチームを鼓舞し続けるその姿勢は賞賛に値するものでした。スペイン・バルセロナで開催となる2016 All-Star Eventでヨーロッパのトップ代表に選出されたのは、そんな彼に感銘を受けたファンが多かったということなのでしょう。純粋なスキルの点で劣る点があったとしても、その豊かな経験がきっと埋め合わせてくれるはずです。ヨーロッパが再びパッとしない成績で終わらず活躍するために、SoaZのような不屈のベテラン選手の存在はきっと大きな役割を果たすことでしょう。

 

LPL

Mata

LoLプロ選手の中でも抜群の知名度を誇る名選手チョ・セヒャオ(Mata)には説明は不要かもしれませんが、改めて紹介しましょう。まず彼はWorlds優勝経験者であり、さらにSamsung White優勝時のMVPでもあります。そしてスレッシュの名手としても世界的に知られており、戦術的思考力の高さもレジェンド級です。

Royal Never Give UpにとってMataの獲得はこれ以上ない一手だったと言えるでしょう。野性的なアグレッシブさで知られるADC、Uziとのコンビも抜群の連携力を見せています。Worldsでは(後に優勝する)SK Telecom T1から勝ち星を上げることができませんでしたが、2016 All-Star Eventに選出され、韓国勢にフラッシュフックを決めてリベンジするチャンスが巡ってきました。レーンパートナーのUziも出場を決定していますから、あとはいつものようにサモナーズリフトを俯瞰する広い視界を活かして活躍するのみです。司令官Mataのいる中国チームなら、All-Star Eventという波乱ばかりの大会でも活躍が見込めるでしょう。たとえ多少分が悪くとも…。

Uzi

ジェン・ツィハオ(Uzi)はLoLにおける伝説的選手の一人であり、世界最高のADCとの呼び声も高い選手です。しかしそんな彼でも、未だWorld Championshipの王座は獲得したことがありません。2013年と2014年のWorldsではあと一歩のところまで行きながら敗北を喫し、2年連続の準優勝という結果に終わっているのです。そして、その影響からかシーズン5では勢いを失いスランプに陥っています。

「勝者は勝利によっては決まらず、何度立ち上り、何度戦いに赴いたかで決まる」という格言があります。この格言を信じるならば、Uziはリーグ・オブ・レジェンドの真の勝者とも言えるでしょう。次の舞台は2016 All-Star Event。Worldsでは望む結果を出せなかったUziですが、彼の超攻撃的なスタイルはバルセロナのステージでひときわ映えそうです。世界屈指のキャリー選手と評される彼が出るからには、ファンも対戦相手も、味方でさえも心の準備が必要になるでしょう。彼が出場するからには、つまらない試合はありえないのです。

ClearLove

元々はWarcraft 3をプレイしていたEDGのベテランジャングラー、ミン・カイ(ClearLove)。彼が最初に名を轟かせたのはTeam WE(World Elite)時代でした。シーズン2から世界トップチームだったTeam WEはシーズン3でも他を圧倒。しかし当時のClearLoveはファーム重視の「草食系ジャングラー」として知られ、チームメイトが試合を動かしていく間に力を蓄えておく、というスタイルをメインにしていました。ただしそれも今は昔、キャリアを重ねるうちにClearLoveは新たなスタイルを確立しています。

世界屈指のジャングラーと評される彼ですが、特にメタへの順応の速さには定評があります。得意チャンピオンの多さは言うに及ばず、司令塔としても常にチームを率いてきています。誰もが一目を置くClearloveならば2016 All-Star Eventでもその手腕をいかんなく発揮してくれることでしょう。イベントで彼が何をピックするかは未知数。エリスの繭もオラフの斧も、彼の手にかかれば等しく危険な存在になるのですから。ひとつだけ確かなことは、誰が倒れ、誰が生きるのかは彼の指示が決めるということでしょうか。

We1less

ウェイ・ジェン(We1less)はかつてGODVという名前で活動していた選手です。自らの名にGOD(神)を入れるのは相当な自信がなければできないと思うのですが、LPL屈指のミッドレーナーという評価が定まった今振り返ってみれば、その自信にも頷けます。これまでのキャリアは決して平坦な道のりではありませんでしたが、最近の活躍を見るに彼もようやく円熟の季節を迎えたようです。

最初期のWe1lessはVici Gamingのプレイメーカーとして活躍する選手でしたがプレイの面では自己中心的で、チャンスがあれば躊躇なくダイブするスタイルを取っていました。当然この作戦はチームにとっても彼自身にとっても常に最善の結果を生んだわけではありませんでしたが…。しかしその後は計算高いチーム重視の選手へと成長し、柔軟な対応力と(自分ではなく)チームの利益を第一に考えるスタイルで活躍しています。

2016年は怪我に泣かされたシーズンとなりましたが、Summer Split終盤にはビッグプレイを生みだす能力をいかんなく発揮。凄まじい成績を叩き出してその潜在能力の高さを見せつけました。その活躍が多くのファンに認められ、2016 All-Star EventではLPLのミッド代表に選出されています。イベント中は彼のビッグプレイに要注目です。過去の経験上、序盤から頻繁に仕掛けていくタイプですから、退屈することはないでしょう。

Mouse

チェン・ユーハオ(Mouse)は、「スターは生まれながらの素質ではなく、鍛え上げられて生まれるもの」を体現するような選手です。実は彼はEDG加入当初ボットレーンでサポートとしてプレイしていましたが、すぐにMeikoにスタメンの座を奪われ、以来1年以上も控えとして過ごしています。しかし彼の熱意は一度も冷めることはありませんでした。2016 Summer Splitに、EDGのスタメントップレーナーとして復活を果たしたのです。

リーグ・オブ・レジェンドのプロ選手にとってポジション変更は最も難しいチャレンジのひとつですが、Mouseは挫けずにEDGで不動のスタメンの座を獲得。凄まじい練習量でも知られ、チームが2016 World Championship準決勝まで進出する上で重要な役割も果たしています。しかしWorlds期間中にご家族に不幸があったため、残念ながら準決勝でプレイすることは叶いませんでした。そういった経緯もあり、All-Star EventではMouseが活躍する姿を期待する多くのファンが彼に投票し、見事LPLのトップレーン代表に選出されています。2016年、Mouseはもう一度「努力は才能を凌駕する」ことを証明するチャンスを手にしたのです。

 

GPL

QTV

東南アジアが誇るベテラントップレーナー、トゥラン トゥオン・ブー・グエン(QTV)。2012年のシーズン2時代にはすでにSaigon Jokersの一員としてWorld Championshipにも参加しており、その後2014年に現所属のBoba Marinesへと移籍しています。All-Star Eventは2回目で、前回はパリ開催だった2014 All-Star EventのときにTeam Fireのトップレーナーとして出場しています。2016 International Wildcard All-Star Eventではノーチラスやポッピーといったタンク系チャンピオンをピックする試合が多かった一方、アサシンモードではパンテオンですばらしいプレイも披露。2016 All-Star Eventにおいても、経験とリーダーシップを兼ね備えたチームの柱として活躍してくれそうです。

Levi

ドゥイ・カィン・ドゥ(Levi)は東南アジアにおける若手ホープの筆頭格とも評されるプレイヤーです。現在19歳で、昨年デビューした時にはSkyRedのミッドレーナーを務めていました。その後ジャングラーに転向してからも、ミッドレーンでアサシンをプレイした経験を活かして攻撃的なプレイスタイルを確立。2016 International Wildcard All-Star Eventでも複数の試合でカ=ジックスをピックして大活躍し、リワークされた「ヴォイドの捕食者」の力を存分に見せつけました。またTCLとの壮絶なネクサスの落とし合いでは防衛の要として勝利に貢献しています。ここまでのプレイを見る限り、バルセロナの舞台でもクレイジーなプレイが期待できそうです。

Optimus

バン・クオン・トゥラン(Optimus)は、東南アジア最高のミッドレーナーという評価を確固たるものとするべく活躍し続けているプレイヤーです。その数々のビッグプレイのおかげで「OP-timus」という愛称も付いています。デビューは2013年で、当初はSaigon JokersのADCとしてプレイしていましたが、その後間もなくミッドに転向。以来WestdoorやMorningといった東南アジア地域の伝説的ミッドレーナーとも渡り合うまでになりました。2016 International Wildcard All-Star Eventでは、リワークされた新ルブランを重要な試合でたびたびピックし、トリッキーで鋭く刺さるプレイを披露しています。2016 All-Star Eventでは世界クラスのミッドレーナーを相手にどんな勝負を見せてくれるでしょうか。

Celebrity

突如現れた19歳の新星ADC、フォック・ロン・ヒエップ・グエン(Celebrity)。彼は今年のはじめにSaigon Jokersに加入したばかりですが、チームはなんとそこから2016 GPL Spring/Summer Splitを連覇しています。2016 International Wildcard All-Star Eventではジン重視のピックを見せており、通常ゲームモードで上げた3勝すべての試合でジンを使用しています。今回バルセロナの舞台で「狂乱」と呼ぶにふさわしい活躍ができれば、彼は本物のCelebrity(有名人)となることでしょう。

RonOP

ティエン・ハン・レ(RonOP)は東南アジアで活躍する若きサポートプレイヤーです。年齢は18歳、ルーキーシーズンとなる今年はSaigon Jokersで過ごしました。プレイメイカーとしてよく知られており、お気に入りのチャンピオンはスレッシュです。2016 International Wildcard All-Star Eventでは1v1マッチでスレッシュをピックしたほどなので、その「お気に入り」具合は筋金入りです。またRonOPはブランドサポートなどリスクが高めのピックを好むところがあり、ゴールドを稼げないはずのサポート職でありながら凄まじいダメージを叩き出すこともしばしばです。2016 All-Star Eventは彼にとって初となる国際舞台。若き才能は世界最高峰のプレイヤーたちから何を学ぶことになるのでしょうか。そして彼は対戦相手に東南アジアサポートの実力を思い知らせることができるでしょうか。